2021年1月27日水曜日

炭焼きの色

 

   

 今日は炭焼きの工程で最も大事な日、「くどさし」を行う日。いままでじっくり焼いてきたが、今日は朝から空気調整口を一杯に開け、空気を送り込み、急速に温度を上げ、水分や含有物を熱分解し、一気に外へ排出する。これを「練らし、精錬(ねらし)」と呼んでいる。「練らし」によって、炭化が終わりに近づいたら、窯を完全に空気から遮断する「くどさし」をおこなう。あとは10日後に、炭を取り出す「炭出し、窯出し」を残すのみ。



  
 今日は、いろんな色を見ることができた。焼き時に副産物としてできる木酢液の「黒褐色」。いわば木のエキス。タールが沈殿すると、「澄んだ明るい褐色」に変わる。いっぱいに開けた空気調整口の奥に見えた自己熱分解している窯木の「赤」。そして、「くどさし」のタイミングを教えてくれる煙の「浅葱色」。そして10日後に窯を開ければ、菊炭の「漆黒」が ・・・。
  
   

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