2014年9月26日金曜日

ちょっとグロですが ・・・



 山で作業していると、今までは見たこともなかったような、いろいろな生き物に出会う。「カシナガ」捕獲用のシートを剥いだら出てきたのが、体長10cmは優に超えている「ナメクジ(蛞蝓)」。こんな大きなナメクジは初めて見ました。NETで調べてみると、一番近そうなのが、右の写真で、日本最大のナメクジ、「ヤマナメクジ」というのだそうだ。日本各地の森林に生息しているそうです。また、「ナメクジ」は、陸に生息する巻貝のうち、殻が退化しているものの総称だそうだ。そんなことも初めて知りました。

 こんな「ことわざ」があります。「ナメクジに塩」。不得手なものを前にして、すっかり元気をなくしてしまうという意味で使われることわざですが、その「グロさ」に、ピントを確認せずに撮ったつもりで早々にその場を離れた私のことを言っているみたいですね。


 こちらは、体長3cmほどの「ヤモリ」の可愛らしい赤ちゃん。これは全くOKです。日本全国に分布する、「ニホンヤモリ(日本守宮)」でしょうか。通常は森林には生息しないと言われるが、公園のワークショップに彷徨い出てきたもの。餌となる昆虫やクモも多いので、ここにも生息しているのでしょう。今の住宅に引っ越してきた20年ほど前は、我が家や近所の家の外壁に多く見かけたものだが、最近は餌となる虫が減ったためか、めっきり見なくなってしまった。

 この山で遊ばせてもらっているが、植物といい、生物といい、この地の歴史といい、興味が尽きることはないのである。この冬の「炭焼き」の計画について初めて話し合った日 ・・・。
  
  

2014年9月25日木曜日

この日一番の笑顔で



 この日一番の笑顔である。この日は私が所属するボランティア・グループが、月に一回開催している木工教室。我々の活動の主体である森の手入れにより、間伐材が大量にでる。そこで、我々だけが楽しんでいるだけではもったいないので、公園にやってくる子供たちにも楽しんでもらおうと始めたイベントで、もう2年半近く続いている。この日は、自由に動物などを作ってもらう、いつもの木工教室と「手作りピザ」というメニュー。天気がよく、飛び石連休ということもあって、多くの家族連れがやってきた。ピザの材料が予定数をオーバーし、受付をお断りせなばならなくなったくらい。そこでこの日一番の笑顔である。お母さんと娘さん二人でピザ生地を延ばしているところ。このあと、無農薬野菜などをトッピングして、手作りのピザ窯で美味しいピザが ・・・。


 そして、お父さん方は木工で実力を発揮。のこぎり、ドリル、錐などで子供さんの作品の加工を担当してもらう。この日もたくさんの作品ができました。そしてこの写真、この日一番の力作である。このイベント、楽しみにしているリピーターもだんだん増え、主催している我々爺さんたちも張り合いがでるというもの。さて、来月はどんな笑顔や力作に会えるだろうか。
  
  

2014年9月24日水曜日

虫、虫、虫 ・・・



 今年5月、ナラ枯れ対策として、被害木の「コナラ(小楢)」に巻いてあった粘着シート(アース製薬「カシナガホイホイ」)を、この日剥いだら、体長薬2~3mm、500匹くらいの「カシノナガキクイムシ」の幼虫が付着していた。羽化して孔から出てくる前に、シートで捕獲して、飛散を防ぎ、あらたな被害の拡散を防ごうという試みである。今回ばかりは、とても「虫めづる爺い」とはいかないが、さりとて虫の責任ではない。里山を放置林にしてきた人間の責任である。

 遊びの山での検証作業開始の初日、対策を施した時期が遅かったのか 適切な方法ではなかったのかはわからないが、捕獲が確認できない被害木もあった。今回施した対策の効果がどうだったか、全体的な結果の評価は、すべての調査と検証が終わるまで何とも言えない。しばらくは、対策の検証評価の作業が続き、そして、ここ数年は虫との戦いが続くことだけは確実である。
  
  

2014年9月16日火曜日

「マユミ」という名の ・・・




 「マユミ」が、すこし色付きだした。「色気付く」ではありませんよ。なにか女性の名前のようであるが、「マユミ(檀、真弓、檀弓)」は、別名「ヤマニシキギ(山錦)」とも呼ばれる、れっきとした日本の林に自生する落葉低木で、遊びの山にも自生している。材質が強い上によくしなる為、古来より弓の材料として知られ、それが名前の由来になった。小さく角ばった実が、もう少し熟してくると、その実が4つに割れ、鮮烈な赤い種子を吊るすようになる。(右写真;NETより拝借) また紅葉も美しいので庭木にされ、腰痛などの漢方薬にも用いるという。(Wikipedia参照) 
  
  

2014年9月13日土曜日

これが話題の毒キノコでしょうか?



 雨上がりの遊びの山。今日もいろいろなキノコが顔を出している。まるでゴルフ・ボールのような、このキノコは、「シロオニタケ(白鬼茸)」でしょうか。その怖い名前の通り、強い毒性があるという。そして、TVニュースで放映されていた話題の最強毒キノコ、「カエンタケ(火炎茸・火焔茸)」でしょうか、堆積した木の葉の中から、ちらっと顔を出しているキノコ。傘を持たない手指状の独特の形状を持ち、その鮮やかな赤色が、「火炎茸」と呼ばれる所以である。毒キノコの中で、最も少量(3g)で死亡する猛毒を持ち、触るだけでも皮膚がただれて危険な、「最凶キノコ」だという。ああ!怖~~。もちろん、「触らぬ神に祟りなし」である。
  
  

2014年9月10日水曜日

色づき始めたヤマボウシの実


 「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」の実が赤く色づき始めた。普通の木の実は下向きになるのが多いが、「ヤマボウシ」は、上向きにポツンと成り、飴玉みたいでちょっと滑稽な感じである。果実は集合果なので、種子はこの中に何個か入っている。山仕事の合間に、ちょっと口に入れてみる。果肉はやわらかくオレンジ色で、マンゴーのような甘さがある。果皮も熟したものはとても甘く、シャリシャリして砂糖粒のような食感がある。秋の山の味覚のひとつ。もちろん野鳥も大好物である。