2015年3月29日日曜日

久しぶりの快晴で森の手入れもはかどる


 このところ、森の手入れの定例作業日である木曜日がいつも雨模様。おまけに私の法事などが重なって、3週間ぶりの遊びの山である。すっかり暖かくなって、平日だというのに駐車場は結構埋まっている。家族連れ、デイ・サービスのお年寄り、幼稚園・保育園の園児。こんな光景が、やはり公園には似合っている。この山に群生して自生する「エドヒガン(江戸彼岸)」桜も開花の季節を迎え、あと1週間くらいもすれば、まさしく「天空のソナタ」となる。

 さて、森の手入れ。林の中に、「ウワミズザクラ(上溝桜)」の古木と、「ヤマザクラ(山桜)」とがある。今年の開花時期に間に合うようにと、去年から、「ツル(蔓)」、「イバラ(茨、棘、荊)」、雑木などを伐採し、自然観察路からよく見えるようにと周辺整備を続けてきた。本日は久々の全員集合。森の手入れはやはり人手。それが大幅に捗ったため、「ウワミズザクラ」の周りは見違えるようになった。この山では最後に開花する桜ではあるが、その開花が待ち遠しい。


 すっかり日当たりが良くなった斜面には、「タチツボスミレ(立坪菫)」が顔を出し、あちこちに可憐な花をつけている。これを見ても、我々の活動の効果が実感できる。一休みして見上げたら、けもの道を十数頭の鹿が駆け抜けていった。
  
  

すっかり春めいた遊びの山で 



 法事や雨で3週間ぶりの遊びの山。海抜350mのなんてことのない山であるが、久しぶりのため、頂上までの登りが結構きつく感じられる。グループ・メンバーの最年長は、最近喜寿を迎えた77歳、まだまだお元気。負けてはいられません。山の様子を確かめながら、ゆっくりと登る。

 「ウグイスカグラ(鶯神楽)」が、淡いピンク色で先端が開いたラッパ状の小さな花を咲かせている。「ダンコウバイ(檀香梅)」は、かなり膨らんではきているが、まだ蕾。もう一息である。あちらこちら山一面に漂うのは、「ヒサカキ(柃、非榊)」の匂い。小さな花が密集して咲くが、その匂いたるや強烈である。「コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)」や「クロモジ(黒文字)」のつぼみも大きく膨らんでいる。

 山作業を終えて、下山したら、誕生月を祝う「ご長寿祈念ティー・パーティ」。健康で元気に遊べる喜びをみんなで分かち合う。