2020年8月27日木曜日

チョッキリ虫の活動も本格的に




   
 やはり暑い。熱中症のリスクを避け、間伐作業は中止とし、先週に引き続き、頂上まで登り、自然の森観察路の安全点検を行う。「チョッキリ虫」の活動も本格化してきたようで、あちこちに切り落とした「コナラ(小楢)」の枝が散乱している。秋の気配。
   
 昨年の秋に伐採した「クヌギ(椚、橡)」の高木から、やがては「台場クヌギ」に成長する新しい枝も暑さに負けず伸びている。

 しばらく、クヌギ林に座り込んで、「オオムラサキ(大紫)」を待ったが、残念なことに現れることはなかった。
  
   
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2020年8月20日木曜日

目にはさやかに見えねども ・・・





 
 
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」
                               (古今和歌集 藤原敏行)
    
 8月7日の「立秋」はとうに過ぎているのに、猛暑が収まらない。活動日のこの日も、熱中症のリスクを避けるため、伐採作業は中止にして、自然観察の森の観察路の安全点検。見晴らし丘から尾根筋を山頂の木漏れ日広場まで登り、日ごろはあまり通らない岩場の休憩所、沢の休憩所を経るコースを下る。先週は休みだったし、このところの睡眠不足。こんな低い山でもきつい。休み休みしながら水分を補給し、いつもの倍ほどの時間をかけて、コースを巡る。下りはかなり足にきた。
   
 よく見ると、山にはもう秋の兆しも・・・。熟すとマンゴーのような味のする「ヤマボウシ(山法師、山帽子)は色づき始め、「チョッキリムシ(ちょっきり虫)」は「ドングリ(団栗)」を試し切り、自生の柿も大きくなってきている。目に見えだした秋。
   
   
 
   
  一足早く下った仲間から、「オオムラサキ(大紫)」の群れを見たという報告を受ける。いわずと知れた日本の国蝶である。(写真はNETより) 私も10年ほど前に、一度だけこの山で見たことがある。「5、6頭が自分の方へ向かって飛んできたのを見たときは感動した」と興奮して話していた。もうすこし早く降りてきていたらと私も ・・・と思っても、後の祭り。この山で活動していれば、また会えるでしょう。

 一度でも「オオムラサキ」を見てしまったら、その感動で、熱中症は怖いが、真夏でも森林ボランティアはやめられない。
 
  
  


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2020年8月13日木曜日

蟷螂は何の夢を見るのか? 【番外編】



 暑中お見舞い申し上げます。  
 
 お盆の期間中は、「森のクラブ」も活動はお休みです。
   
 家で育てている「クロエダマメ(黒枝豆)」。その大きな葉っぱには、これは俺のものとばかりに、「カマキリ(蟷螂)」が ・・・・。しかし、このカマキリ、眠っているのか、ビクリともしない。
   
 虫って眠るの? さっそく調べてみました。「答えはYESです。注釈が付きますが」と言うのは、米ウィスコンシン大学ラクロス校の生物学者で、ミツバチの睡眠について研究している、「バレット・クライン」氏。アシナガバチ、ゴキブリ、カマキリ、ショウジョウバエなどは、眠る虫の仲間だそうだ。

 特に、ミバエの睡眠は、哺乳類の睡眠とよく似ており、睡眠導入物質やカフェインに対して同じ反応を示すのだという。 [ナショナル ジオグラフィック ニュース 2015年5月25日付より](参照 「睡眠不足の虫は作業が雑になる 昆虫はどんなふうに眠るのか」 )

 なんとまあ「カマキリ」って眠るんだ。しからば、夢はみるのだろうか? 前述の記事には、そこまでの答えはなかった。しかし、また一つ賢くなった ・・・。

 私はといえば、就寝時、エアコンはつけてはいるものの、ずっと寝苦しく、いい夢はとても見られない状態の寝不足の日が続いている。皆さんもコロナ禍での猛暑、お体を大切に ・・・。
      
   



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2020年8月7日金曜日

今年も優雅に舞う鷺草【番外編】






 


 そろそろ見ごろかと思い、今年も「サギソウ(鷺草)」を見に出かけたのは、宝塚の「丸山湿原」。駐車場に車を置いて、蝉しぐれの中、緩い山道を歩くこと15分。今年も静かに優雅に「サギソウ」は咲いていました。見に来ている人は私一人だけ。優雅さを独り占めした一刻。
    


  
 


 「ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)」も見かけましたが、今年は写真に撮れず、撮れたのは、その時は、「ヒメヒカゲ(姫日陰)」かと思ったが、どうも「ジャノメチョウ(蛇目蝶)」のようです。




 残念ながら、「ササユリ(笹百合)」を見ることはできませんでしたが、今年は、湿原内に「アギナシ(顎無し)」がたくさん咲いていました。
  

  
  「丸山湿原群保全の会」の皆さんのボランティア活動によって、多様性や貴重な動植物が維持されていることに感謝して帰路に。
    
    

   

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2020年8月6日木曜日

親孝行なドングリの子供たち



 カンカン照りの中を、頂上まで登る。いたるところに「コナラ(小楢)」でしょうか、子供のドングリが落ちている。実がなり過ぎて親木が弱らないように、早期落下をし自己調整をしているのだろうか。親孝行なドングリの子供たち。あと1か月もすれば、子供たちの好きなドングリの季節を迎える。
   


   
 木立の中は日陰になっているとはいえ、この暑さである。汗だくになって、間伐作業。熱中症の心配もあるので、40分ほどで作業を終える。
 

 
 
今日のご褒美は、仲間が菜園で育てた採れ採れのスイカ。まるごとかぶりつく。美味い。

  
   
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