2021年7月29日木曜日

熱中症に気をつけながらシェルターを撤去する

 






  
 梅雨も明け、朝からカンカン照りである。今日の作業は、鹿の食害にあい、台場クヌギの株がほぼ全滅してしまったエリアに、平成28年(2016年)に植樹したクヌギ苗のツリーシェルターの撤去。熱中症に十分に注意しながらの作業である。
  
 シェルターによって、鹿からはサバイバルできたが、細いプラスティックの筒という制約の多い生育なので、やはりひょろっとして幹が細い。ポールで幹を支えながら、自由に精一杯育つようにと願いながら、シェルターを撤去する。もちろん、筒やリングなど発生したごみは、きちんと回収する。
  
 ご褒美は、仲間が家庭菜園で育てた瑞々しいトマト。


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2021年7月18日日曜日

久しぶりに見る子供たちの真剣な眼

 






   
 コロナのため1年以上ずっと中止を続けていた、森のクラブのイベント、「木工教室」を再開しました。完全予約制、定員20名限定、検温、マスク着用、消毒など万全のコロナ対策をしたうえでの再開。「教室」と言っても、自由に作ってもらい、我々は作り方や加工を手助けするだけ。「再開を待っていた ・・・」との声も。梅雨明けとあって、駐車場は昼前にはもう満杯。久しぶりに子供たちの真剣な眼を見て、その豊かな創造力を感じました。
   

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2021年7月16日金曜日

梅雨明けを感じさせる公園の虫たち

 




  
 「里山体験学習」で森の中を歩きまわる子供たちに「ジージー」と降り注ぐ鳴き声は、この地域で一番最初に鳴きだす「ニイニイゼミ」である。体長20mmほどの小柄だが元気な蝉。小柄なので、鳴き声もうるさいというほどではなく、どこからか聞こえる程度。子供たちがウォークラリーをする公園の木には、多くの「ニイニイゼミ」の抜け殻があるが、10㎜ほどと小さくまた木の肌と同じ色をしているので、「森のマイスター(?)」が役目の我々が教えてやらないと子供たちは気がつかない。他の蝉と違って、なぜか「ニイニイゼミ」の抜け殻だけは、全身泥に覆われている。鳥などに狙われないための保護色だろうか。不思議 ・・・。(成虫の写真はNETより拝借)
  
 ビオトープには「トンボ(蜻蛉)」(シオカラトンボに似ているが??)が飛び始め、ケージの「オオムラサキ(大紫)」も翅を広げてのんびりしていた。梅雨明け間近。
   

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2021年7月15日木曜日

2年ぶりに ・・・

 

  
 午前中は、先々週にやり残した作業の続き。2018年に炭焼きの材を得るために伐った「クヌギ(椚、橡)」の高木を、鹿の食害から守るために囲っていた金網の撤去。つい先日まで満開だった「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」の実が、ツンと上を向いて、ユーモラスに、リズミカルに踊っている。
  


  
 午後からは、地元の小学校4年生110人による「里山体験学習」。コロナのため、実に2年ぶり。この公園には、かって、「池田炭、一庫炭」として全国的に知られていた「菊炭」を焼いた炭焼き窯の跡、その材料となる「クヌギ(椚、橡)」を育てた「台場クヌギ」の林があり、また「間歩(まぶ)」と呼ばれる、多田銀銅山の鉱脈を露天掘りで掘った跡が、多数存在している。そんな地元の文化や歴史とかかわってきた里山を、ウォークラリー形式で学んでもらうカリキュラムである。そのお手伝いをしたが、久しぶりに見る子供たちの元気はうれしい。
   

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2021年7月8日木曜日

雨でも虫たちは ・・・

 

  
 近隣の町には大雨警戒レベル3がでているが、活動拠点の山は大したことはなさそうだと、出かけた。基本、活動への参加、不参加は全くの自由にしているので、雨だからといって特に活動中止の連絡はしない。
  
 もちろんこの雨では、野外での活動はできないが、道具の手入れや作業室の片づけなど、なんらかの仕事はある。この日は、先週撤去した金網の整理と炭窯周辺の排水溝の点検を行って、帰路へ。
  
 この雨のなか、「オオムラサキ(大紫)」はどうしているのだろうかとケージを覗いてみたら、この雨をものとはせず、網につかまってじっと耐えていた。けなげ ・・・。

 足元には「ショウリョウバッタ(精霊蝗虫)」の幼体でしょうか、これも必死に動き回っていた。けなげ ・・・。
  

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2021年7月5日月曜日

(番外編)ちょっと困った虫が ・・・

 

 

 ウォーキングをしている足元に、よたよたとしているのは、多分羽化したばかりの「ゴマダラカミキリ(胡麻斑髪切)」。都市部の街路樹、庭木、公園樹木でもよくみられる、国産の「カミキリムシ」の中で最もよく知られる種の一つである。

 「クワ(桑)」や「イチジク(無花果)」、「リンゴ(林檎)」、「ナシ(梨)」、「ミカン(蜜柑)」などの柑橘類に好んで寄生するほか、街路樹や公園の植樹など、何でもかじってしまうので、果樹や街路樹、庭木の大害虫として有名である。

 「ゴマダラカミキリ」に罪はないのだが ・・・。害虫、外来種、帰化植物、有毒植物 ・・・、いずれも存在する理由があり、広がった理由も、困る理由のほとんどは、人間さまの都合による。


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2021年7月2日金曜日

はち切れそうなくらいパンパンになったので ・・・

 





  
 今日の作業はうれしい作業。というのも、2018年に炭焼きの材を得るために伐った「クヌギ(椚、橡)」の高木を「台場クヌギ」として育てることをもくろんでいる。鹿の食害から若枝を守るため、金網で囲っていたが、ここは陽当りのいい場所、すっかり成長して、網の中ではち切れそうなくらいパンパンになったので、網を取り外すことにした。頭でっかちで、幹が細く枝垂れそうなものもあったが、ポールで支えを作り、何とか自立できるようにした。ここまで成長すれば、しかも口が届かない。この作業は、巣立つ子供を見送ることにも似た本当にうれしい作業である。



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2021年7月1日木曜日

鹿も食べる公園のヤマモモ

     







  
 今日は、台場クヌギの手入れ作業の前にご褒美の「ヤマモモ(山桃)」の採集。この公園には多くの「ヤマモモ」が生えているが、その何本かは、卓球かゴルフの球ほどの大きな実をつけるので、この時期、ジュースやジャムをつくるため、採集するのが楽しみの一つ。傷みが早いので、「ヤマモモ」の実はほとんど市場に出ることはないという。
  
 私もこの公園でボランティアするようになるまでは、ヤマモモ・ジュースやジャムなど知らなかった。早速採集。広げたブルーシートの上に、雨あられのように落ちてくる。例年のように大量の実が採集できた。採集する我々を離れたところで見ていた鹿。我々が立ち去ると早速寄ってきて、「ヤマモモ」の実を頬張っていた。
  

 私も頬張ってみたが、今年の実は、すこぶるジューシーで甘い。早速家に持ち帰り、ランチの後のデザートに食してみた。うまい ・・・。


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