2019年4月25日木曜日

鹿との知恵比べ再び始まる


 
 
 
 今年もまた鹿との知恵比べが始まった。台場クヌギの新芽が出始めた先日、台場クヌギの再生林に鹿が侵入しているとの報告。どうもネットを潜って侵入しているらしい。この日の作業は、ネットの修復。ワイヤ入のネットに変えてから、破られることはなくなったが、固定が甘い箇所のネットを持ち上げて侵入している。賢い。金具とポールで地面とネットを固定する。修復箇所は9箇所にも及んだ。急斜面での作業を終えると汗が噴き出す。ワークショップに戻ると、正月に搗いた餅を入れた美味しいぜんざいとコーヒーが待っていた。

 



 今日、目を和ませてくれた花は、野球のバットの材料としても使われる「アオダモ/青梻」と、鎌の柄に使われたことから、「カマツカ/鎌柄」。牛の鼻輪をこの木で作ったことから、別名「ウシゴロシ」と呼ばれている。




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ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。
活動体験も受付けていますので、公園管理事務所(072-794-4970)まで
お問い合わせください。
 
 
 
 
 


2019年4月24日水曜日

今、一庫公園に咲く花



 

  一庫公園に今咲く花。「ヤマザクラ(山桜)」も一段落。遅れて咲くのは、「カスミザクラ(霞桜)」。霞がたなびいているように見えるので、この名がついたという。しかし、「ヤマザクラ」と殆ど見分けがつきにくいというので、アップした写真にちょっと自信はありません。しかし、見間違えることがないのは、「ウワミズザクラ(上溝桜)」。こちらも満開です。
 
 

 
 キーパー・ハウスの脇に咲いている満開の桜。これも名前が ・・・・。








 


「ハナズオウ(花蘇芳)」、「モチツツジ(黐躑躅)」、「ヤブツバキ(薮椿)」、「コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)」もまだまだ、房状の花は、「クヌギ(椚、櫟)」、「アオダモ(青梻)」も ・・・。



 幼稚園でしょうか、保育園でしょうか、園児たちが明るい緑に囲まれた坂をゆっくり登って行きました。




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2019年4月22日月曜日

手作りうどんは美味しかった




 




 今日は、月に一度、第3日曜日にクラブが開くイベントの日。プログラムは、「木工細工+手作り軽食」。もともと山の保全作業で伐採した間伐材をなんとか利用できないかということと、我々だけ楽しむのではなく子供たちに還元できないかということから始めたもの。ふんだんにある間伐材で思い思いの木工を楽しんでもらっているが、いつも感じることだが、子供たちの発想力は素晴らしい。

 もう一つの人気プログラムは、手作り軽食、今日のメニューは、「手作りうどん」。ポリエチレンの袋に入れた中力粉100g(一人分)に僅かな塩と45ccの水を加え、空気を入れ風船状に膨らませた袋を振って、まんべんなく水が行き渡るようにフレーク状になるまで振る。袋を手で押すようにして捏ね、団子状になったら袋から取り出し、片栗粉を引いた板の上で、麺棒で薄く延ばす。パスタ製造機か包丁で麺を作れば、あとは茹でるだけ。かけうどんにするもよし、ぶっかけにするもよし、お好みの具を加え、さあ召し上がれ。自分で作った麺、口々に「美味しかった」と言ってもらえた。

 こどもの日の爺じの手料理、あるいは連休のアウトドア料理としても最適!!



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2019年4月21日日曜日

れっきとした桜です



 一庫公園の桜は、第1ステージ、「エドヒガン(江戸彼岸)」、第2ステージは「ヤマザクラ(山桜)」と主役を替え、今は第3ステージ、「ウワミズザクラ(上溝桜)」が主役。ブラシのような形をしていて、ちょっと目には桜に見えませんが、「バラ科ウワミズザクラ属」の落葉高木、れっきとした桜です。

 和名は、「ウワミズザクラ」の古名を「波波迦(ハハカ)」といい、「ウワミズザクラ」は、非常に硬い木なので、古代の「亀卜(亀甲占い)」で溝を彫った板(波波迦)に使われた事に由来するという。。「古事記」の「天岩屋戸」の段に『天児屋命と太玉命を呼び、雄鹿の肩の骨とハハカの木で占い(太占)をさせた。』とあるという。

 この山では、よく似た「イヌザクラ(犬桜)」もちょっと遅れて咲くが、「ウワミズザクラ」が散ると、10連休の黄金週間(ゴールデン・ウィーク)、「令和元年」を迎える。




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2019年4月18日木曜日

山師の道しるべとなった花





 今日も倒木処理を行う知明山山頂付近。咲く白い花は、アブラナ科植物、「ハクサンハタザオ(白山旗竿)」である。いつもは、その脇に別名、「金山草(かなやまそう)」ともいわれる「シダ(羊歯)」の仲間、「ヘビノネゴザ(蛇の寝茣蓙)」も茂っているのだが、どういうわけかそれは見られない。

 どちらも重金属を蓄積する奇妙な植物で、金・銀・銅山などの露頭や鉱床にはつきものの植物。いわゆる「山師」といわれる金属鉱脈を探す昔の人たちは、経験的にこれらの植物を道標(みちしるべ)、指標植物として利用していたという。また、土壌中のカドミウムを植物体中に高濃度で吸収するので、汚染土壌を効率的に浄化する植物としての研究もすすんでいるという。

 北摂には、「多田銀山」に代表されるように、一庫公園の「知明山(奇妙山)」を中心として箕面市、池田市、川西市、宝塚市、能勢町、豊能町、猪名川町の4市3町にわたる東西20km、南北25kmの広大な鉱山地帯が形成されており、奈良の大仏建造の折、この地域から産出した銅が献上されたという言い伝えも残っている。銅の精錬と、それに必要な炭。この地の特産の「一庫炭」との関連もありそうだ。この地域一帯には、全部で2800余の「間歩(まぶ;坑道)」が残っているという。一庫公園内にも多くの間歩が残っており、「エドヒガン」群落とともに川西市の天然記念物に指定された。


 丘の駐車場に咲く「ハナカイドウ(花海棠)」も見頃を迎えている。


 【 森のクラブイベントのお知らせ 】
 
 「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり&手作りうどん」
   4月21日(日) 10:00~14:00 ワークショップ集合  (雨天実施)
   参加費:300円(保険代、材料費等)
   定員:20名(申し込み先着)
   お申し込みは公園管理事務所(072-794-4970)まで
 
 
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2019年4月13日土曜日

あの音は ・・・








 自然観察路を歩いていると、突然、「ダダダダダ ・・・・」と削岩機のような音が響く。見上げてみると、写真では見にくいですが、「コゲラ(小啄木鳥)」が一生懸命に枯れ木に孔を開けている。「ドラミング」である。全長15cmほどで、日本に生息する「キツツキ」としては最も小さい。あの小さな体で、よくあんな大きな音を響かせられるもんだ。(参照 コゲラのドラミング  クリックすると音が聞けます)

 公園は、「ヤマザクラ(山桜)」、「コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅)」のほかに「コブシ(辛夷)」、「シデコブシ(四手辛夷)」や「ザイフリボク(采振り木 )」、別名「シデザクラ(四手桜)」などが満開を迎えている。

 
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2019年4月11日木曜日

一庫公園のサクラは第2ステージへ





 
 「エドヒガン(江戸彼岸)」が散り始め、一庫公園のサクラは、第2ステージに移行したようだ。第2ステージの主演は、「ヤマザクラ(山桜)」。遠く北摂山系にパッチワークのように咲く、「エドヒガン」、「ヤマザクラ」を眺めながら、倒木処理に汗を流す。これでやっと山頂までの3ルートが開通し、安全に登れるようになった。
 


 

そして、助演は「コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅)」、「コブシ(辛夷)」。その華やかさは、主役の「ヤマザクラ」にも決して劣らない。作業を終えて、「森のクラブ」の総会。あっという間に発足7年が過ぎ、8年目を迎える。



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2019年4月7日日曜日

500万年も前から咲いていた

 
 6日の朝日新聞。京都府立大、島根大などの研究チームが、今、各地で満開を迎えている「ソメイヨシノ(染井吉野)」の原木のDNAを調べたところ、今まで言われたとおり、「エドヒガン(江戸彼岸)」と「オオシマザクラ(大島桜)」を祖先に持つ可能性がわかったという。「ソメイヨシノ」は、すべての木が、同じDNAを持つクローンであることはよく知られている。「サクラ」の祖先が552万年に、「エドヒガン」と「オオシマザクラ」に分かれ、その後、百数十年前に再び交雑して、「ソメイヨイノ」が誕生したという。「エドヒガン」ファンの私、「エドヒガン」は、500万年前から存在し、花を咲かせていたなんて、「エドヒガン」の寿命が1000年と言われているのもうなづけるし、なんか壮大なロマンを感じてしまう。
 
 写真は、「エドヒガン」、「オオシマザクラ」(いずれも一庫公園)、「ソメイヨシノ」(多田グリーンハイツ)。





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2019年4月4日木曜日

ひとくら桜舞台 ~ エドヒガン、今が見頃です ~

 
 知明山頂上への登り口にある、ほかの桜を差し置いて、公園で最も早く咲く「ヤマザクラ(山桜)」。「エドヒガン(江戸彼岸)」でもないし、「ソメイヨシノ(染井吉野)」でもない。野生桜を総じて「ヤマザクラ」と呼ぶらしいので、固有名は分からないが、我々は山桜群の一つであろうと考えて「ヤマザクラ」と呼んでいる。この桜を見ながら、倒木処理作業のため頂上まで登る。


 
 帰りは、花見を兼ねるコースを下山。川西市の天然記念物に指定されている沢の休憩所付近の「エドヒガン」。数年かけて、周辺の整備を行ったので、すっかり見えやすくなった。樹高が31mもある桜もあり、まさに天空のソナタ。この付近にある幹の直径が65cmもある公園で最も太い「エドヒガン」には、「さくらひとくら」の愛称が付けられている。


 観察路の途中には、私が平成10年に植えた「エドヒガン」があり、立派に成長して、花を咲かせている。勝手に名づけて、愛称、「炭小屋爺桜」。


 
 ネイチャー・センター裏の群生林もまた、川西市の天然記念物に指定されている。「エドヒガン」がひと段落すると、「ヤマザクラ」、「ソメイヨシノ」、「オオシマザクラ(大島桜)」などと続き、連休前には、「ウワミズザクラ(上溝桜)}と約一ヶ月、桜が主役の舞台が続く。
 
 
 
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