2022年5月27日金曜日

梅雨の前は ・・・

 

  

 この山に自生する「ヤマグリ(山栗)」の花。。栗の花に由来した「栗花落(つゆおち、つゆり)」というレアな名字、お名前があるという。たしか、「鬼滅の刃」に登場する鬼狩りの剣士の名前に 「 栗花落カナヲ(つゆり かなを)」が ・・・。.「栗」の花は、梅雨の時期までに散ってしまうことから、「つゆおち」と読むのだそうだ。

  


 ビオトープには、「エゴノキ」の枝先に、「モリアオガエル(森青蛙)」の卵塊がぶら下がっていた。これから、梅雨が近づくにつれ、この真っ白い大きな卵塊がいくつもぶら下がり、新しい命を生み出してゆく。
  


   
 この時期に毎年みられるのが、じっとしていないので、写真に撮りにくいのだが、大量のテングチョウ(天狗蝶)」の乱舞。そして、「オオムラサキ(大紫)」の飼育ケージでは、幼虫が大きく育っている。梅雨を越せば、きっと羽化し、羽ばたいてくれる。



【 森のクラブイベントのお知らせ 】
 
 「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり」

   6月19日(日) 10:00~12:00 ワークショップ集合  (雨天実施)
   参加費:200円(保険代、材料費等)
   定員:20名(申し込み先着)
マスク着用をお願いします
   お申し込みは公園管理事務所(072-794-4970)まで
 


【 新会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

作業体験。体験入会も受け付けています。


公園管理事務所(072-794-4970)まで
お問い合わせください。  
 




2022年5月26日木曜日

待ってくれないどころか ・・・

 

 
 今日からは、台場クヌギの再生林で、昨年伐った台場クヌギに網をかける作業。ここは周囲に金網を張り巡らしてあるのですが、大の好物の若芽が伸びる季節、鹿は待ってくれないどころか、食欲のおもむくまま、網を破ったり、潜ったりして、何とか大好物の若芽を食べようとします。今日も網が何箇所か破られているのを発見し、即、ワイヤメッシュで補強修理。クヌギへの網掛けを急がねばなりません。
   





  
 急斜面で体のバランスを崩さぬよう踏ん張りながらの作業。何とか7本の台場クヌギに網掛けをすることができた。たぶん台場として3サイクル目に入り、7~10年で手ごろな太さのクヌギに成長する。
   
 「タケニグサ(竹似草)」も大分伸びてきた。来週は残りの台場クヌギの網掛けと「タケニグサ」の除去、破られた金網の補修と補強を予定。しなければならない作業が、いつもの年と同じように巡って来る。

  
 作業の間に仲間が採った甘くて美味い「ノイチゴ(野いちご)」がご褒美。「イチゴ(苺)」といえば赤ですが、黄色に近いオレンジ色ですので、「モミジイチゴ(長葉紅葉苺)」でしょうか 。


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2022年5月22日日曜日

少しでもお役に立てるのなら ・・・

 

  

 小学生への「森林環境教育」を進めるための教員の教材として、新学習指導要領に沿った「森林環境教育手引書」が、「近畿中国森林管理局・箕面森林ふれあい推進センター」によってまとめられた。持続可能な社会の構築といった国の方針に沿って森林環境教育を小学校に根付かせるための取り組みの一環だそうだ。

 平成17年(2005)度から林野庁が推進している、日本のを積極的に利用することより、日本の森林を活性化し、環境保全を推進するための国民運動、「木づかい運動」とも連動しているという。



 頂いた手引書の小学3年生の理科のカリキュラム、「クヌギのひみつ」の参照資料として、一庫公園における我々の炭焼きの活動の写真が載せられていた。我々も、兵庫県の推進する小学校3年生を対象とした「里山体験学習」のサポートをしている。SDGs教育に少しでもお役に立てるのなら、それはまたうれしいこと。



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2022年5月19日木曜日

鹿は待ってくれない・・・

 




   
 鹿は待ってくれない。今日も、切り株を鹿の食害から守って、台場クヌギに育てるため、切り株一つ一つに金網をかける作業をする。名残の「モチツツジ(黐躑躅)」、散り始めた「エゴノキ」、「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」を見ながら ・・・。


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2022年5月12日木曜日

エゴノキとヤマボウシが咲くと ・・・

 

   

 「エゴノキ」と「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」の花が咲くと、「モリアオガエル(森青蛙)」が産卵の季節を迎える。兵庫県では「絶滅危惧II類(VU)」にリストアップされているこのカエル、通常は森の中に生息しているが、恋の時期、産卵時期を迎えると、水面上にせり出した木の枝に粘液を泡立てて作る泡で包まれた卵塊を産みつける。メスが産卵場所にやってくるとオスが背中にしがみつき、産卵行動が始まるが、卵塊の形成が進むに連れて1匹のメスに数匹のオスが群がる場合が多いという。卵塊内で、「オタマジャクシ」となってから、落下して水面に入る。

 一庫公園でも、ネイチャーセンター裏のビオトープなどでその卵塊を見ることができる。今日確認したら、まだ開花していない「ヤマボウシ」の枝に、一つだけ卵塊がありました。これから、梅雨までの間、次々と卵塊ができ、多い時は10数個の卵塊がぶら下がります。

  
 昨年から始まった「オオムラサキ(大紫)を育てよう」プロジェクト。ケージの中で、幼虫が元気に「エノキ()」の葉を食べています。もう1カ月もすれば、蛹から羽化して羽ばたく「オオムラサキ」を見ることができるでしょう。



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大型連休後の公園の花は ・・・




 大型連休後の公園の花は、初夏の花が主役。その実の味がエグイことから名付けられた「エゴノキ」。それとほとんど同時に咲く花は、「ヤマボウシ(山帽子、山法師)」。「エゴノキ」の花は、下を向いて、恥ずかし気に咲くが、「ヤマボウシ」は、リズミカルに踊るように、上を向いて咲く。その対比がなんともユーモラスである。
  
 
 
 そしてこの山で一番大きな葉っぱをもつ「ホウノキ(朴ノ木)」。大きな孤高の花を咲かせだした。触ると粘々することから名付けられた「モチツツジ(黐躑躅)」は、最後のステージにさしかかっていて、その美しく鮮やかな薄赤紫色を一層際立たせている。連休も終わった小雨の公園、ひっそりと静まり返っているが、ゆっくりと回って花を楽しむ。


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闘いのゴングは鳴った

 

   
 去年、炭焼きのために伐採した「クヌギ(椚、橡)」の切り株から新芽が出ている。やはり「クヌギ」の生命力は強い。しかしよく見ると、新芽が鹿に食べられている。という訳で、大型連休明けの活動日は、切り株を鹿の食害から守って、台場クヌギに育てるため、切り株一つ一つに金網を設置する作業を、小雨の中で開始。鹿との闘いのゴングが今年も鳴った。





 ポールを立て、金網を巻き、結束バンドで留めていく。今まで色々試みてみたが、この方法が、コストも安く、手間もあまりかからず、成長後の伐採もしやすいので、一番ベターな方法だと思っている。最後の写真は、昨年、金網を巻いた株から成長した状態。7~8年経てば立派な台場クヌギに成長するであろう。5月はこの作業が続く。


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