「エゴノキ」と「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」の花が咲くと、「モリアオガエル(森青蛙)」が産卵の季節を迎える。兵庫県では「絶滅危惧II類(VU)」にリストアップされているこのカエル、通常は森の中に生息しているが、恋の時期、産卵時期を迎えると、水面上にせり出した木の枝に粘液を泡立てて作る泡で包まれた卵塊を産みつける。メスが産卵場所にやってくるとオスが背中にしがみつき、産卵行動が始まるが、卵塊の形成が進むに連れて1匹のメスに数匹のオスが群がる場合が多いという。卵塊内で、「オタマジャクシ」となってから、落下して水面に入る。
一庫公園でも、ネイチャーセンター裏のビオトープなどでその卵塊を見ることができる。今日確認したら、まだ開花していない「ヤマボウシ」の枝に、一つだけ卵塊がありました。これから、梅雨までの間、次々と卵塊ができ、多い時は10数個の卵塊がぶら下がります。
昨年から始まった「オオムラサキ(大紫)を育てよう」プロジェクト。ケージの中で、幼虫が元気に「エノキ(榎)」の葉を食べています。もう1カ月もすれば、蛹から羽化して羽ばたく「オオムラサキ」を見ることができるでしょう。
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