2021年9月30日木曜日

久しぶりに知明山頂上へ

 




   
 今日は久しぶりに公園内にある標高349.2mの知明山頂上へ登り、頂上付近の除伐をする。尾根筋の「コナラ(小楢)」などが、「カシノナガキクイムシ」、いわゆる「カシナガ」に穿孔され、ナラ枯れの被害にあっていないかを確かめながら登っていく。昨年終息したと判断したが、今年も被害木は一本もなかった。やれやれ ・・・。
  
 地面に陽の光が差し込むのを妨げている常緑広葉樹を除伐する。久しぶりの鋸の感触、木粉の香り。早めに作業を終えて、誕生日を迎えた仲間を対象に、3ケ月に一度開催している「ご長寿祈願ティーパーティ」。今日は二人の長寿を祈願し、よもやま話やら連絡やら ・・・。
  
 来週は、今年度の炭焼きに使う窯木を得る「クヌギ(椚、橡)」の伐採調査。早いもので、もうそんな季節になってしまった。

 
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2021年9月23日木曜日

やっと墓標がなくなった

 


  
 すっかり秋らしくなってきた公園。今日は「秋分の日」とあって10時過ぎには満車に。我々は黙々と作業を続けます。先週に引き続き、クヌギの幼木を鹿から守っていた「ツリー・シェルター」の撤去、台場クヌギを守っていた、金網の撤去と後片付けの作業。鹿の侵入場所のネットの補修も。
  
 まるで白い墓標のようだった「ツリー・シェルター」がすっかりなくなり、本来の里山のような景観に近くなった。

  
 足元には可憐な「ツユクサ(露草)」が ・・・。


   
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2021年9月16日木曜日

多分こんな問題が ・・・

 





   
 緊急事態宣言が、予定通り解除されれば、10月からは小学校4年生を対象にした、「里山体験教室」が始まる。昨年は全くできなかったカリキュラムである。
  
 かっては里山だった、この公園の初秋を彩るいくつかの実。多分、ウォーク・ラリーの問題としてこんな問題が出そうだ。
 
 「こんな実を探して、この実をつける木の名前を答えてください」。皆さんもどうぞ考えてみてください ・・・。

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里山を維持するって結構大変です

 


  
 今日も「台場クヌギ」の再生林で、鹿の食害から守るために、幼木に被せていたツリ・ーシェルターと、輪伐をおこなった「台場クヌギ」を保護していた金網を取り除く。もちろん汗びっしょりの作業であるが、一時の暑さに比べれば、大分しのぎやすい。
   


  
 日当たりの良い場所に我が物顔で陣取って、白い花をつけている「タケニグサ(竹似草)」。それと拮抗する勢力は、「ダンドボロギク(段戸襤褸菊)」。綿毛をつけるようになってからでは遅いのだが ・・・。最近は、隅の方に追いやられ、すっかり影の薄くなった「ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)」。
  
 「クヌギ林」を維持するためには、鹿だけでなく、このような成長を阻害する植物の駆除、下刈りもまた必要である。すべて人手による作業、里山を維持するって結構大変である。まあ、それが楽しくてやっているんですが ・・・。


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2021年9月9日木曜日

初秋の一庫公園で見かけた野生

 


  
 秋が始まり、公園でも「チョッキリムシ」が活動を始めたことをレポートした。「ドングリ」の中に卵を産み付け、枝を切り落とし、果肉を幼虫の餌として越年させる。
  
 「殻斗(かくと)」に小さな孔が開いている。これが、「チョッキリムシ」がドングリの中に卵を産み付けた跡である。よくもまあこんな孔が開けられるもんだと感心する。
  
  
 おいしそうな「キノコ(茸)」も見かけるが、まあ、「触らぬ神に祟りなし」。それが無難というもの。
   

 「イノシシ(猪)」の餌探しも活発になってきているようだ。倒れて朽ちかけている木に住む虫を漁っているようだ。
  
 これからは、鹿の繁殖期を迎える。ほとんど見かけない牡鹿が雌鹿を求めて姿を現す季節ででもある。


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ようやく雨も上がり ・・・

 



   
 夜半の雨も朝には上がり、晴れ間も見えている。雨続きでなかなか進まなかった「クヌギ(椚、橡)」の苗に被せてあったツリー・シェルターの撤去作業を続ける。苗に絡んでいる蔓や陽当りを悪くしている雑草、低木などの下刈りもあわせて行なう。
   


   
 6月に駆除した「タケニグサ(竹似草)」。また伸びてきて、中には花をつけているものもある。花の咲いているものを対象に、できる範囲で駆除をする。
  

 鹿除けネットを掻い潜って、鹿が侵入した形跡を2箇所見つける。早速、ワイヤメッシュをネットに結わえ、補修をする。いろいろの試行錯誤の経験から、いまのところ、堅牢さ、重さの点で、ワイヤメッシュが最も優れているとの結論を得ている。

 
 今日も盛りだくさんの作業。雨で作業ができない日を除けば、暇な活動日は一日もない。
このことも、モチベーションを保っている大きな要因であろう。緊急事態宣言は月末まで更なる延長の見通し。残念ながら、またイベントは中止せざるを得ない。作業を終わって山を下る途中、今年生まれたばかりの小鹿が一頭、車に驚くわけでもなく、草を食んでいた。


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2021年9月2日木曜日

(番外編)食卓の上で舞う鷺草

 



 ホームセンターのガーデニング・コーナーで目に入ってきたのは、「サギソウ(鷺草)」。私が毎年お盆のころになると、宝塚の「丸山湿原」まで見に行っている花である。多分、園芸種だろうが、まさかホームセンターで売っているとは思わなかった。

  

 早速一鉢買って、食卓の上に置いてみた。夜の灯りの下、本当に鷺が優雅に舞っているようなその姿に見入ってしまう。

   

 思い出せば、もう6年前に亡くなってしまった母が、どこから手に入れたかはわからないが、大好きな花で、まだ元気なころ、実家の庭の片隅に毎年咲くこの花を愛でていた。あれから10数年は経つが、あの「サギソウ(鷺草)」はどうなったのだろうか ・・・。


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一足早い秋のまえぶれ

 

   

 九月最初の活動日は、またしても雨である。今日も作業は止めて、台場クヌギの生育状態、鹿の食害の状況を点検調査。多少被害をうけているものの、おおむね順調に育っていることを確認。成長の早いものは、あと数年で伐採できるかも ・・・。



  
 九月。秋の始まり。ドングリの季節。それは「チョッキリムシ(ちょっきり虫)」の季節でもある。「クヌギ(椚、橡)」の枝先にまだ若々しい「ドングリ(団栗)」が実をつけだした。そして根元には枝、葉をつけた大量の「ドングリ」が散乱している。「チョッキリムシ」が活動を始めたのだ。「ドングリ」の中に卵を産み付け、枝を切り落とし、果肉を幼虫の餌として越年させる。その枝を切る切れ味の冴え、いつもながら見事である。
  
 これからしばらくは、「クヌギ」の根元には、大量の「ドングリ」がついた小枝が積み重なる。一足早い秋のまえぶれ。
   


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