2021年4月23日金曜日

新芽が出てきました。鹿から守らねば ・・・

 


 昨年伐採した「クヌギ(椚、橡)」の高木から新芽が出ています。ここから8年ほどかけて、炭材に手ごろな太さの「台場クヌギ」に育つのを期待している。そのためにGW明けからは、クヌギの新芽、若芽が大好物の鹿の食害から守るため、周囲に金網を張る作業を始める予定。
  
  
 しかし、そのGW、現在とられている新型コロナウィルス「まん延防止等重点措置」を
さらに強化し、25日からは三度目の「緊急事態宣言」にもとづく対策が取られるという。休園までにはならないだろうというが、果たして ・・・。
  
 鹿は、会食禁止、飲食禁止もなんのその、1日約3㎏の大食漢である。ちょっとコロナとの闘いに似ているが、駆除ができないので、いまのところ個別の株ごとに保護する以外に有効な手段が見つからない。



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ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。

森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
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公園管理事務所(072-794-4970)まで
お問い合わせください。  
 

2021年4月22日木曜日

似たもの同士

 




   
 眺めを良くするための最後の仕上げ。もう伐採は終わっているので、今日は、先週倒した木の枝処理や、浮いている木が斜面を転がり落ちないように、地面に寝かす作業。暑くなってきて、しんどさも増してきているが、全員、森の手入れが好き、炭焼きが好きの似たもの同士。
  
 「似たもの同士」と言えば、この時期に咲く「カマツカ(鎌柄)」、「アオダモ(青梻)」、「ガマズミ(莢蒾)」は、遠目にはなかなか見分けがつかない。
  







  
 写真は上から、「カマツカ」、「アオダモ」、「ガマズミ」であるが、「カマツカ」、「アオダモ」は、「ガマズミ」に比べ高木で、「カマツカ」も花は密集しているが、はっきりと5弁の花びらがわかる。「アオダモ」は霞のような花の形と斑点のような樹皮でわかる。
  
 「ガマズミ」は前二つに比べ、低木、そして葉脈がはっきりした葉で見分けをつけている。森の手入れをしていれば、自然とその違いについて興味も湧くし、調べてみようとも思う。その好奇心、興味を持つことが大事なんだ。


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2021年4月15日木曜日

チルホールを担いで ・・・

 

  

 今日も除伐をして、尾根筋のウッドデッキからは、ダム湖の見通しがすっかり良くなった。雑木で見えにくかった「アオダモ(青梻)」の向こうにダム湖の水面がキラキラしている。こんな森林整備に欠かせない道具が、「チルホール」。


 「チルホール」とは、万能携帯ウィンチのこと。山の作業では、木の重心による自然な倒木方向に逆らって、安全で作業しやすい異なる方向へ木を倒したり、倒した木を玉切りなどの処理を安全に行うことができる場所に牽引するための道具。しかし、これが重いのである。本体が、20㎏ほど、ワイヤも10㎏を超える。これを、作業場所まで担いで上がらねばならない。


  
 木漏れ日の中を、頂上付近の作業現場まで、チルホールとワイヤを交代で担いで上がり、早速伐採作業に取り掛かる。今回は伐採方向を強制的にコントロールする必要がないので、伐採時は「チルホール」は使わない。
  




   
 今回の作業では、急斜面での作業のため、玉切りなどの幹や枝の処理作業が安全にできるよう、そして、万が一にも玉切りした木が急斜面を転がり落ち、下の道路などに落下しないように、比較的緩い斜面まで木を移動させる。
  
 伐採した木にナイロンスリングを巻き、チルホールを通したワイヤーロープの牽引フックに取り付ける。二人掛りでハンドルを動かして、徐々に木を引き上げていく。切断面が地面に食い込んだり、枝が隣の木に架かったりして、大きな負荷がかかるので、それにも対応しながら、牽引する。これも大変な作業であるが、安全のためには省略できない作業。
  
 「アオダモ(青梻)」、「カマツカ(鎌柄)」が終わり、しばらくすれば、全山いたるところで、「モチツツジ(黐躑躅)」、「ヤマツツジ(山躑躅)」が満開となる。その時の景色もまた絶景であろう。



 【 森のクラブイベント中止のお知らせ 】
 
 4月18日(日)に予定していましたイベント、「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり」は、
新型コロナの急速な感染の広がりと、
まん延防止等重点措置の実施に伴い、
やむをえず、開催を中止いたします。
 


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2021年4月11日日曜日

目に青葉 ・・・

 




   
 まぶしいほどの明るい緑に包まれた一庫公園。とはいえ、遅咲きの「ヤマザクラ(山桜)」はまだ満開、「コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉)」も色鮮やかさを増してきた。いい季節になってきました。芝生広場では、多くの家族連れがテントを張り、春の日差しと暖かさを満喫しています。



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2021年4月10日土曜日

久しぶりに天敵に会う

 


   
 ずっとコロナのため中止になっていた「さとやま会議」が開かれた。一庫公園に所属する活動団体が情報交換をしたり、いろいろなルールを決めたりする会議である。終わって帰ろうとすると、久しぶりに子鹿3頭が現れた。全く人を怖がる気配はない。可愛いけど、食害を考えると、天敵と言わざるを得ない。鹿の食欲は旺盛。1日3㎏くらい食べるという。昨年伐採した「クヌギ(椚、橡)」の株の新芽の保護対策を急がねば ・・・。
    



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 【 森のクラブイベントのお知らせ 】
 
 「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり」
 
   4月18日(日) 10:00~12:00  ワークショップ集合  (雨天実施)
   参加費:200円(保険代、材料費等)
 
定員:先着20名(予約申し込みの方のみ)
当日は必ずマスク着用、予約していても体調の悪い方はお休みください
 
新型コロナ感染対策のため、状況によって開催中止もあることをご承知ください。
 
   お申し込みは公園管理事務所(072-794-4970)まで




2021年4月9日金曜日

これも桜

 



  
 一庫公園の桜は、第1ステージが、「エドヒガン(江戸彼岸)」、第2ステージは「ヤマザクラ(山桜)」、一呼吸おいて第3ステージが、「ウワミズザクラ(上溝桜)」と主役が次々と変わる。今年は、切れ目がなくステージがオーバーラップしながら移り、例年より2週間ほど早く、もう第3ステージが始まったようだ。
 
 ブラシのような形をしていて、ちょっと目には桜に見えませんが、「バラ科ウワミズザクラ属」の落葉高木、れっきとした桜である。
 
 和名は、「ウワミズザクラ」。その古名を「波波迦(ハハカ)」という。「ウワミズザクラ」は、非常に硬い木なので、古代の「亀卜(亀甲占い)」で溝を彫った板(波波迦)に使われた事に由来するという。「古事記」の「天岩屋戸」の段に『天児屋命と太玉命を呼び、雄鹿の肩の骨とハハカの木で占い(太占)をさせた。』とあるという。
   
 この山では、よく似た「イヌザクラ(犬桜)」がちょっと遅れて咲くが、いつもは「ウワミズザクラ」が散ると、黄金週間(ゴールデン・ウィーク)を迎える。
   


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2021年4月8日木曜日

すっかり見晴らしが良くなりました

 




 先週に続いてウッドデッキからの眺望を良くするための除伐作業。色鮮やかな「コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅)」、野球のバットの材料として知られている「アオダモ(青梻)」。しなやかで強靭なことから、農具の柄などに使われ、牛が枝の間に角を入れると抜くことができなくなることから、別名「ウシコロシ」という恐ろしげな異名をもつが、花はいたって可憐な「カマツカ(鎌柄)」。そんな花の囲まれての作業。いや、見通しが良くなりました。
  




 作業を終えて、令和2年度の総会を開く。決算、予算、活動計画などすべて承認され、令和3年度の活動が、スタートした。



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   参加費:200円(保険代、材料費等)
 
定員:先着20名(予約申し込みの方のみ)
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新型コロナ感染対策のため、状況によって開催中止もあることをご承知ください。
 
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2021年4月1日木曜日

さあ、新年度の活動開始

 

  
 快晴。新年度の最初の作業は、尾根を上ってウッドデッキからのダム湖の眺望を良くしようと、見通しを遮る雑木を除伐することから始める。少し手を入れただけで、素晴らしく眺望がよくなる。




   
 登っていく尾根筋には、今、旬の花、「ヤマザクラ(山桜)」、「コブシ(辛夷)」は満開、いつもならもう少し遅い「コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅)」も咲きだした。
  
 木漏れ日も目にやさしく、尾根を吹きあがってくる風も心地よい。こんな心地良さも今だけで長くは続かない。すぐに汗だくの日がやってくる。


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