2021年4月9日金曜日

これも桜

 



  
 一庫公園の桜は、第1ステージが、「エドヒガン(江戸彼岸)」、第2ステージは「ヤマザクラ(山桜)」、一呼吸おいて第3ステージが、「ウワミズザクラ(上溝桜)」と主役が次々と変わる。今年は、切れ目がなくステージがオーバーラップしながら移り、例年より2週間ほど早く、もう第3ステージが始まったようだ。
 
 ブラシのような形をしていて、ちょっと目には桜に見えませんが、「バラ科ウワミズザクラ属」の落葉高木、れっきとした桜である。
 
 和名は、「ウワミズザクラ」。その古名を「波波迦(ハハカ)」という。「ウワミズザクラ」は、非常に硬い木なので、古代の「亀卜(亀甲占い)」で溝を彫った板(波波迦)に使われた事に由来するという。「古事記」の「天岩屋戸」の段に『天児屋命と太玉命を呼び、雄鹿の肩の骨とハハカの木で占い(太占)をさせた。』とあるという。
   
 この山では、よく似た「イヌザクラ(犬桜)」がちょっと遅れて咲くが、いつもは「ウワミズザクラ」が散ると、黄金週間(ゴールデン・ウィーク)を迎える。
   


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