2022年2月24日木曜日

豪華弁当を食べながら今年の炭焼きを総括する

 

 
 まだまだ寒い日が続いているが、陽当りの良い尾根筋では、「アセビ(馬酔木)」が満開。そんな中で軽めの伐採や倒木処理をする。
  


  
 早めに作業を終えて、今日は、豪華弁当付きの炭焼き反省会。クラブとして炭焼きを始めてから10年経った。まだまだ反省することが多く、炭焼きは奥が深い。この日のテーマは、「窯焚き」。一回目の炭焼きは窯の温度が低く、次の日の朝、消えかかってしまった。二回目はそのトラウマのためか、逆に温度を上げすぎ、「くどさし」を一日早めなくてはならなかった。いつもであるが、1年間放っておいた窯である。冷え切っているのは当たり前で、いつも二回目に比べ、出来栄えは悪いのだ。何とか次回はもっといい窯焚きにもっていけるように、知恵を出しあった。そのことをマニュアルに反映し、知見や課題を共有しながら、炭焼きの腕を磨いていくのが、「森のクラブ流」である。
  
 11年目の炭焼きに向けて再出発!!


【 新会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

作業体験。体験入会も受け付けています。


公園管理事務所(072-794-4970)まで
お問い合わせください。  
 
  

2022年2月17日木曜日

冬に逆戻りの一日だったが ・・・

 


  
 真冬に逆戻り。知明山頂上まで登っていく。先週は息が上がったが、今週は体が備えていたのか、そう大して息は上がらない。老いの体でも、繰り返えせば、少しづつ体が慣れていく。しかし、マスクをしているため、吐く息で、拭いても拭いても眼鏡は曇る。すこし鬱陶しい。
   


  
 合計40数本、作業としては軽めの除伐を行い、今日の活動を終える。伐った「ヒサカキ(非榊)」には、白い花が咲く小さな蕾がびっしり。冬に逆戻りの一日だったが、微かな春の予兆を感じとれる。


【 新会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

作業体験。体験入会も受け付けています。


公園管理事務所(072-794-4970)まで
お問い合わせください。  
 
  

2022年2月10日木曜日

息を切らして山頂へ

 

 
  先週、今年度の炭焼きを無事終え、ホッとした後の最初の週。前回は正月明けの安全祈願、その前は10月であるから、相当久しぶりに知明山山頂まで登る。全員、ハアハアと息が上がる。体力の衰えと歳を感じる。週一くらいのペースで登らないと、前のような体力には戻らないだろう。まさにリハビリだ。除伐をしようと思ったが、その気力も失せ、尾根筋の観察路の安全点検をして下る。来週からは ・・・。
  
 まだ木々の蕾は固く、春の気配は感じられなかった ・・・。


                  【 新会員募集中 】
    
             ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
         森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
             自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。
              
                作業体験、体験入会も受け付けています。
  
                公園管理事務所(072-794-4970)まで
                    お問い合わせください。


2022年2月5日土曜日

これで今年度の炭焼きは終わり

 


  

 圧巻の「菊炭」の光景である。第2回目の炭焼きの窯出し直後の光景である。610本入れた窯木の内、557本が崩れずに菊炭となって出てきた。良炭率91.3%。藁、バイタもきれいに炭になっている。温度を上げすぎて1日はやく「くどさし」をせねばならなかったので、出来を心配していたが、合格点はあげられる、まずまずの出来栄えであった。




  
 焚き口、排煙口などを覆っていた砂を取り除き、遮蔽板、トタン板を取り除くと、焼きたての炭が姿を現す。窯木を焼くと体積は約1/2になるが、あれだけ天井までギッチリと詰め込んだ窯木、バイタがこの状態になるのである。お分かりいただけると思います。あとは1本1本、丁寧に取り出して並べ、観察もしながら、崩れずに出てきた本数を数え、標準木は、重さを測ります。



  
 炭焼き体験塾に参加した皆さん、クラブ員には、BBQには最適なくず炭も含め、お好きな炭、木酢液、灰などを持って帰ってもらいます。炭焼き自体は、これで今年は終わりですが、これからデータを整理し、出来栄えを評価し、来年以降の課題の設定をするという大事な仕事が残っています。もっともっと「窯焚き」の技術を磨かねば、という10年を迎えた節目の年に、大きな課題が残りました。
  
 「菊炭を焼く」。10年以上やってもまだ極められない奥の深い伝統の技術です。だからやめられないのですが ・・・。

                  【 新会員募集中 】
    
             ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
         森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
             自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。
              
                作業体験、体験入会も受け付けています。
  
                公園管理事務所(072-794-4970)まで
                    お問い合わせください。





 

2022年2月3日木曜日

第2回目炭焼きの窯出しの前に ・・・

 



   
 第2回目の炭焼き塾、5日に最後の工程、「窯だし」を迎えますが、その前にやっておくことがいくつかあります。まず薪の移動。炭焼きに使う薪は2年以上乾燥させたものを使うと決めてますが、今年使って空いた炭窯前の薪の置き場に、2019年に割った薪を薪小屋から移動し、その後に、今年割った薪を井桁に積みます。いつ割った薪かを識別するために、木口に年数を書き、管理をしています。
  
  
 ドラム缶に大量に溜まった灰、これを篩にかけることもします。かなり上質な灰ですので、趣味で菜園をやっているクラブ員は喜んで持って帰ります。
  


  
 そして最も大事な仕事は、標準木の切断と評価。第1回目10本の標準木を切断し、菊炭としての評価をします。1回目は「蒸らし」の時に消えかかったので、「くどさし」を1日延ばしたため、ちょっと焼き過ぎか、樹皮が脆くなっていました。なかなか一筋縄ではいきません。
 
  
 ふと目をやると、炭焼き好きの青いあの鳥、「イソヒヨドリ(磯鵯)」がこちらを見ていました。



【 新会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

作業体験。体験入会も受け付けています。


公園管理事務所(072-794-4970)まで
お問い合わせください。