2022年2月5日土曜日

これで今年度の炭焼きは終わり

 


  

 圧巻の「菊炭」の光景である。第2回目の炭焼きの窯出し直後の光景である。610本入れた窯木の内、557本が崩れずに菊炭となって出てきた。良炭率91.3%。藁、バイタもきれいに炭になっている。温度を上げすぎて1日はやく「くどさし」をせねばならなかったので、出来を心配していたが、合格点はあげられる、まずまずの出来栄えであった。




  
 焚き口、排煙口などを覆っていた砂を取り除き、遮蔽板、トタン板を取り除くと、焼きたての炭が姿を現す。窯木を焼くと体積は約1/2になるが、あれだけ天井までギッチリと詰め込んだ窯木、バイタがこの状態になるのである。お分かりいただけると思います。あとは1本1本、丁寧に取り出して並べ、観察もしながら、崩れずに出てきた本数を数え、標準木は、重さを測ります。



  
 炭焼き体験塾に参加した皆さん、クラブ員には、BBQには最適なくず炭も含め、お好きな炭、木酢液、灰などを持って帰ってもらいます。炭焼き自体は、これで今年は終わりですが、これからデータを整理し、出来栄えを評価し、来年以降の課題の設定をするという大事な仕事が残っています。もっともっと「窯焚き」の技術を磨かねば、という10年を迎えた節目の年に、大きな課題が残りました。
  
 「菊炭を焼く」。10年以上やってもまだ極められない奥の深い伝統の技術です。だからやめられないのですが ・・・。

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