2023年6月30日金曜日

先客が ・・・

 



 「クヌギ(椚、櫟)」の新芽を鹿の食害から守るための金網の設置作業もこの日で終わり。2カ月かけてほぼ30数本の株に金網を設置をした。







 手際よく金網設置作業を終えて、ちょうど食べごろになった「ヤマモモ(山桃)」の採集に向かう。熟れた実からジャムやらジュースを作るためで、ほぼクラブの年中行事となっている。ヤマモモの実は傷みが早いため、店頭に出回ることもないし、この日を逃したら採集できない。

 先客がいました。鹿が2頭、我々が近づくのも気づかずに、一心不乱に食べている。ちゃんと美味しいものは知っているんです。さらに近づくと渋々その場を去ったが、我々が採集している間も、「早く終わってくれ」とばかりに、遠くから見ている。天敵でありながら共存している不思議な関係を、もう10年以上続けている。



【 新会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

作業体験、体験入会も受け付けています。


公園管理事務所(072-794-4970)まで
お問い合わせください。  
 




2023年6月24日土曜日

【参考】 オオムラサキの動画 2023.6.23. 兵庫県立一庫公園にて撮影

 







飛んで行け ・・・





               


 今日は、地元の小学4年生の「里山体験学習」のお手伝い。最初に見てもらったのは、幸運にも、「エノキ(榎)」の枝で羽化したばかりの「オオムラサキ(大紫)」。飼育ケージで育てた幼虫を「エノキ」に移したが、無事羽化。数時間後には飛んで行った。





 子供たちは、市の天然記念物に指定されている「エドヒガン(江戸彼岸)」の群生林、銅鉱石の露天掘りの坑道「間歩(まぶ)」の跡や、園内にいくつも残されている炭窯の跡、そして我々が保全育成をしている菊炭の材料となる「台場クヌギ」の林、兵庫県では絶滅危惧種に指定されている「モリアオガエル(森青蛙)」の卵塊など、自然、歴史、環境の関わりを学んでもらった。「オオムラサキ」だけでなく、君たちも大きく羽ばたいて欲しいという願いも込めて ・・・。

 
  
 目を楽しませてくれた「ナツツバキ(夏椿)」、別名「シャラノキ(沙羅の木)」、そして「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」もそろそろ終わり ・・・。





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2023年6月22日木曜日

青梅雨(あおつゆ)の中でも ・・・

 

  
 「青梅雨(あおつゆ)」という言葉があります。俳句の季語で、「梅雨」の別名。その意味は、「木々の青色を鮮やかに色濃く見せる雨」のことだそうです。
  
 朝から雨。この「青梅雨(あおつゆ)」の中、ダム湖の「知明湖」では、バス釣りを楽しむ人の姿も ・・・。





 我々の山作業は中止にして、これからの本格的な雨のシーズンに備えて、炭窯の雨対策を実施。排水溝を設置してあるので、炭窯に雨や水が流れ込むことはなくなったが、雨によって、炭窯を構成している土が水分を含むのをできるだけ抑えようと、屋根の切れている部分に、トタン板の覆いを設置した。窯の中が湿気ていると、窯の温度が上がりにくく、炭の出来が悪い。2回の炭焼きのうちの初回はいつもそうである。そのための対策である。

 うまく効果があればいいが ・・・。


 

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2023年6月18日日曜日

子どもたちよりもお父さんの方が張り切る

 



  
 今日は「父の日」。毎年、6月の第3日曜日は、森のクラブのイベント、「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり」を行うので「父の日」と重なる。今年も子どもたちよりお父さんの方が張り切って、力作ぞろい。



 「オオムラサキ」の飼育ケージでは、8頭ほどの成虫が羽化していた。初めて見たという感動の声も ・・・。


 

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2023年6月16日金曜日

初めて知った虫の世界


 一本の「エノキ」から広がる虫の世界を体験しました。初めて知った虫の世界。「エノキ」の葉の裏に白い綿毛のようなものがついている。「エノキ」に寄生する「アブラムシ(油虫)」、「エノキワタアブラムシ(榎綿油虫)」。「ユキムシ(雪虫)」や「ワタムシ(綿虫)」などと同じ仲間だそうだ。5月頃、風のない日にフワフワとした白色綿毛状ワックスで覆われた有翅成虫が飛んでいるという。(2枚目の写真はNETより拝借)
 



  
 葉の表面には、ぎっしりと卵状のものが ・・・。「オオムラサキ(大紫)」の卵ならいいがと思ったものの、どうも「虫こぶ(虫瘤)」だという。「虫こぶ」は「ちゅうえい(虫癭)」とも呼ばれ、「ダニ(蟎)」、「アブラムシ」、「タマバエ」、「タマバチ」の幼虫など、さまざまな虫が、植物に寄生することでできるこぶ状の部分を言う。多くはこぶ状になるため、「虫こぶ」と呼ばれている。「虫こぶ」は、寄生した虫が出す刺激に反応し、植物の一部が異常成長してできるものである。いろいろな形をしており、中には芸術的な形もあり、惚れこんでコレクションする人もいるという。(2~4枚目はNETより拝借)
  
 知らなかった ・・・。これからは注意して見てみよう。「エノキ」の一本でこれだけ世界が広がるとは ・・・。
  

  
 ケージの中で見た奇妙な形の「クモ(蜘蛛)」の巣。X字形の白い隠れ帯をつけた円網を張り、その中央部に脚を2本ずつそろえてとまっている。「コガネグモ(黄金蜘蛛)」。最も広く知られているクモのひとつであるという。「クモ」同士を戦わせる遊び「クモ合戦」で、この「クモ」がよく使われるというが、私はそんな遊びをしたことがない。(2枚目の写真はNETより拝借)
     
 まさに私にとっては知らざる世界であった。だから森遊びはやめられない。



【 森のクラブイベントのお知らせ 】
 
 「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり」

   6月18日(日) 10:00~12:00 ワークショップ集合  (雨天実施)
   参加費:200円(保険代、材料費等)
   定員:30名(申し込み先着)
   お申し込みは公園管理事務所(072-794-4970)まで
 


 

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2023年6月15日木曜日

オオクワガタ、オオムラサキ、モリアオガエル ・・・

 




 梅雨の最中の活動です。公園で生きている生き物たちの活動も盛ん。作業中にひょいと出てきた「オオクワガタ(大鍬形)」、蛹から羽化した「オオムラサキ(大紫)」。ビオトープの「モリアオガエル(森青蛙)」の卵塊、今日は10個を数えました。
  


 鹿から「クヌギ(椚、櫟)」の新芽を守るための、金網設置作業も大詰め。あと3本を残すのみ。6月中には終えそうだ。



【 森のクラブイベントのお知らせ 】
 
 「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり」

   6月18日(日) 10:00~12:00 ワークショップ集合  (雨天実施)
   参加費:200円(保険代、材料費等)
   定員:30名(申し込み先着)
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2023年6月13日火曜日

何の卵か楽しみ

 

  

 公園の「エノキ(榎)」の葉に卵がびっしりと産み付けられている。「エノキ」の葉に産卵するの代表は「オオムラサキ(大紫)」であるが、ケージから移したばかり。はたしてどうでしょうか?

 「エノキトガリタマバエ(榎尖り玉蠅)」、「タマムシ(玉虫)」、「ヒメゴマダラオトシブミ(姫胡麻斑落文)」なども「エノキ」の葉に産卵するというが、どうも形が違う ・・・。まさか、特定外来生物「アカボシゴマダラ」??   羽化してみないと分からないが、「オオムラサキ」だったらいいな。(追記;どうも「虫こぶ」であろうとの知見を頂いた)

 昆虫の産卵は、夏へのプレリュード ・・・。


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2023年6月9日金曜日

アメリカザリガニは特定外来生物です

 




 公園のビオトープ。見事な「モリアオガエル(森青蛙)」の卵塊が張り出した枝に産み付けられている。しかし、ビオトープは無粋な金網で囲われている。去年、不届き者による外来生物、「アメリカザリガニ」の放出が確認され、小学生の里山体験学習で、捕獲駆除したという苦い経験から、苦肉の策をとらざるを得なかったのであろう。馬鹿者はどこにでもいるものだ。

 今年、6月1日からは「アメリカザリガニ」は、「アカウミガメ」とともに「条件付特定外来生物」に指定され、規制が強化されて、販売・頒布を目的とした飼養等、販売・頒布・購入、輸入、野外への放出等については原則として禁止となった。違法行為を行った場合には、重い罰則・罰金が科されることがある。

 この規制強化で、生態系を乱す馬鹿者がいなくなればいいが ・・・。






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   6月18日(日) 10:00~12:00 ワークショップ集合  (雨天実施)
   参加費:200円(保険代、材料費等)
   定員:30名(申し込み先着)
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2023年6月8日木曜日

オオムラサキ飛ぶ

 



  

 今朝公園に来てみると、ワークショップの前の「エノキ(榎、朴樹)」の枝に、羽化したばかりの「オオムラサキ(大紫)」がとまっている。よく見ないと、エノキの葉と見分けがつかない「サナギ(蛹)」も ・・・。数日前に公園の職員さんが飼育ケージから移したという。しばらくじっとしていたが、元気よく飛び立っていった。ケージ以外で観たのは、10年ほど前に一度見て以来である。もっともっと増えることを期待して ・・・。



 一同で見送った後は、新芽が出ている昨年伐採した「クヌギ(椚、櫟)」の高木へ鹿除けの金網を巻く。30本ほど巻かねばならないが、半分ほど終えた。こちらも順調に育って欲しい。


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   6月18日(日) 10:00~12:00 ワークショップ集合  (雨天実施)
   参加費:200円(保険代、材料費等)
   定員:30名(申し込み先着)
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