快晴。炭出しを予定している23日は、本格的な雨の予報。急遽、本日の「炭出し」を決断し、早速作業に取り掛かる。「くどさし」の時、空気を一切遮断するため、窯口を覆っていた砂を取り除く。
窯口に置いた今年からの新兵器、「耐熱石膏ボードによる熱遮蔽板」は見事、熱に耐えてくれたが、ひび割れ、剥がれでボロボロになり、第2回目用として、作り変えなくてはならないようだ。来年は、強度も強く、軽くて耐熱性に優れた、ALC(軽量気泡コンクリ―ト)でつくってみようと思っている。熱遮蔽板を取り除くと、トタン板の向こう側には、見慣れた光景。どうやらうまく焼けているようだ。窯木は焼いて炭になると、体積で1/2~1/3に減少してしまう。そんなことも見て取れる。
一本一本丁寧に窯からとりだし、並べてゆく。400本近く並んだ景色は、なかなか壮観である。500本入れた窯木に対し、灰になったり、崩れずに焼きあがった炭は417本。良炭率は、82%であった。最近はずっと、80%以上を維持できているので、炭焼きの技術は、ほぼ確立できたと自負している。窯の上部に入れた、「バイタ」、「藁」もきれいに炭になっている。ナンバリングした標準木は、一本一本、体積、重量を図って、炭焼き前後の変化のデータを蓄積している。体積で1/2~1/3、重さで1/4というのが、我々の得られた知見である。
炭を袋に入れ保管し、2回目の炭焼きに備え、乾かした粘土の土くれを篩にかけて細かくしたり、窯木に雨除けのシートをかけ、第1回目の炭焼きを終える。
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