2024年1月22日月曜日

やはり暖かい所が好きなようだ

 



  

 炭焼き中いろんな生き物に出会います。薪割りで出くわすのが、あの美味しい「昆虫食」にもなる「カミキリムシ(天牛)」の幼虫。ぬくぬくと木の布団にくるまれていたのに ・・・。そして、今年は本当に多かった「カメムシ」。暖かいところが好きなようで、炭窯の近くの隙間や、薪の間などに潜んでいる。私は試したことはありませんが、この「カメムシ」も「昆虫食」になるという。さすがにこれは ・・・。


  
 薪をどけるとヨタヨタと出てきたのが、「ヤモリ(家守)」。「ヤモリ」は冬眠はしないが、自分で体温を調整することができない変温動物なので、冬場になって気温が下がると、体温も下がってしまい動きが鈍くなるという。冬眠ではなく休眠を邪魔してしまったようだ。産卵は春から夏にかけてらしいので、この時期、森の中の排水管を覗くと、その中に卵の殻を見ることができる。
  



 珍しいのは、泥で巣を作る「ハチ(蜂)」。「ドロバチ(泥蜂)」、「エントツドロバチ(煙突泥蜂)」。本州から九州にまで生息している「ドロバチ(泥蜂)」の仲間だそうだ。。もう放棄されているのだろうが、竹の両端や軒下などに巣を作っている。泥で巣を固め、雨風や天敵の侵入を防ぐためだろうが、その名前の由来にもなっている、煙突や水道の蛇口のような出入り口を作る。その巣作りの技には感心してしまう。
  
 炭焼き。「蒸らし」という比較的暇な作業の間には、こんな生き物などの出会いを楽しんでいる。

 

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