梅雨が明けたのに、いつもウォーキングをする里の住宅地では、一向に蝉の鳴く気配がない。例年なら、この地域で一番最初に鳴きだす「ニイニイゼミ」の脱け殻が目に付くのに。どうしたんだろう?と心配していたが、今日の山作業でいくつかの「ニイニイゼミ」の脱け殻を見つけ、また鳴き声を聞いて一安心した。異常とも思われるほどの猛暑の中、ちゃんと季節も自然もやって来ている。
~ ひとくら森のクラブ活動の軌跡と一庫公園の四季 ~
梅雨が明けたのに、いつもウォーキングをする里の住宅地では、一向に蝉の鳴く気配がない。例年なら、この地域で一番最初に鳴きだす「ニイニイゼミ」の脱け殻が目に付くのに。どうしたんだろう?と心配していたが、今日の山作業でいくつかの「ニイニイゼミ」の脱け殻を見つけ、また鳴き声を聞いて一安心した。異常とも思われるほどの猛暑の中、ちゃんと季節も自然もやって来ている。
「バードコール/birdcall」を作ってみた。木にねじ込んだネジを回すと鳥の鳴き声のような音が出るので、「バードコール」と呼ばれている。森の中で使ってみると、鳥が寄ってくるという。7月に子供たちを中心に行われる環境イベントに参加するための試作。去年まではこのイベントは秋に行われ、「ドングリコマ」などの「どんぐり細工」で参加していたが、今年の開催は夏、「ドングリ」がないので何か別なものをと考えて、木の枝とボルトネジ1本という材料で簡単に作れる「バードコール」を選んでみた。
材料は5~10cmに切った木の枝、やわらかい木よりも比較的硬い木、カシ、ヤマザクラ、コナラ、ナラ、ヒサカキなどのほうが適している。ねじ込むための「丸かんネジ(太さ5~6mm、長さ30~50mm程度)」(丸カンボルト、アイボルトなどとも呼ばれる)。ホームセンターなどで入手できる。それに、木に穴を開けるための電動ドリル、ドリルの刃が必要である。ドリルの刃は、ネジの太さより0.5ミリ小さい径のものを使う。
作り方は、
1)木の真ん中にドリルで穴あける。
2)穴にネジをねじ込む。<br>
3)ネジを入れたり、出したりをくり返すと、少しすこ ずつ音が出てくる。<br>
木片とネジをこすり合わせるように回わすと、簡単に音が鳴ります。回転の速さや、力加減を変えてみると、音色にも変化がでてきます。
ちょっと早いが、夏休みの工作としてもいいかも。<br>
早速、公園の森で鳴らしてみた。呼応するように、野鳥の鳴き声が聞こえてきた。効果てきめんである。梅雨の合間のカンカン照り。連日の猛暑日。水曜日は、地元の小学校4年生の里山体験教室があり、しかも午前、午後の2校のダブルヘッダー。両方とも80人を超える子供たちの里山の学びのお手伝い。もちろん野外での活動である。塩飴、お茶、ファン付きベストなどで熱中症対策は万全にしたものの、全開の子供たちのパワーに押され、ダブルヘッダーはさすがに堪える。
今、ダム湖の周辺は、「クマノミズキ(熊野水木)」が満開。