2021年2月11日木曜日

桜と馬酔木と菊と ・・・

 





  
 過去最高の炭が焼けた炭焼きが終わって、ちょっと「炭焼きロス」気味だが、気分を変えて、再び元気に間伐作業に精を出す。今日は祝日とあって園内を散策する来園者から「どうして木を伐っているんですか?」などと質問されるが、「3月末に咲くエドヒガン桜を、よりきれいに見てもらうためです」と答える。頭の中には、市の天然記念物に指定されている満開のエドヒガンの群生林のイメージが浮かんでいる。
  
 作業する近くには、もう気の早い「アセビ(馬酔木)」がいっぱいの花をつけている。
 
 早めに作業を切り上げ、窯出しした炭の切断。はやり見事な菊の花が現れた。
 


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2021年2月6日土曜日

炭焼きを終える

 





    
 
 今日は第2回目の炭焼きの「炭出し(窯出し)」の日。朝から期待に胸が膨らむ。空気を遮断するため、「くどさし」で窯の入り口や排気口を覆っていた砂をとり除く。窯口を覆っていた熱遮蔽板をとり除くと、トタン板が現れ、その奥には炭が ・・・。体積で約半分に縮むため、写真のようになっている。手前の太い材や、割り木、そして上部に置いた「バイタ」や藁もきれいに炭になっており、これは期待が持てそうだ。
  






  
 慎重に、そして丁寧に一本一本手渡しで窯から運び出す。太い材も細い材も、割り木さえもほとんど崩れずに炭になっている。割り木を除いて、583本入れた窯木のうち、568本が崩れずに炭になって出てきた。なんと97.4%という目視良炭率であった。多分今までで最高の出来栄え。
  

  
 炭焼き前後のデータを比較するために入れた標準木の計測をする。速報結果に満足し、来年もまたいい炭が焼けるようにと願いながら、窯を閉じる。お疲れさまでした。
  
    

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2021年2月4日木曜日

来る春のために ・・・

 



   
   
 「窯出し」を残して、ほとんど今年の炭焼き作業を終えた今日は、森林ボランティア元来の間伐作業に戻る。ここ何年か伐採を行っていなかった、市天然記念物に指定されている「エドヒガン(江戸彼岸)」桜が群生する谷に入る。早ければ、3月末に開花する「エドヒガン」の群生を来園客に見やすくするため、周辺の「ヒサカキ(非榊)」、「アラカシ(粗樫)」などの常緑広葉樹を伐採する。100本近い雑木を伐採できた。あと1カ月半か ・・・。
   
     
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2021年1月27日水曜日

炭焼きの色

 

   

 今日は炭焼きの工程で最も大事な日、「くどさし」を行う日。いままでじっくり焼いてきたが、今日は朝から空気調整口を一杯に開け、空気を送り込み、急速に温度を上げ、水分や含有物を熱分解し、一気に外へ排出する。これを「練らし、精錬(ねらし)」と呼んでいる。「練らし」によって、炭化が終わりに近づいたら、窯を完全に空気から遮断する「くどさし」をおこなう。あとは10日後に、炭を取り出す「炭出し、窯出し」を残すのみ。



  
 今日は、いろんな色を見ることができた。炭焼き時に副産物としてできる木酢液の「黒褐色」。いわば木のエキス。タールが沈殿すると、「澄んだ明るい褐色」に変わる。いっぱいに開けた空気調整口の奥に見えた自己熱分解している窯木の「赤」。そして、「くどさし」のタイミングを教えてくれる煙の「浅葱色」。そして10日後に窯を開ければ、菊炭の「漆黒」が ・・・。
  
   

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2021年1月26日火曜日

井桁に積み上げられた薪も美しい

 



  
 今日も窯の中でじっくりと炭化を促進させる「蒸らし」の作業。1時間ごとに窯内と排煙口の温度をチェックする作業が基本。比較的暇なので、この時間を使っていろんな雑務をこなす。
 
 炭焼きには、2年以上十分に乾燥させた薪が必要で、1回の炭焼きで50本ほどの薪を燃やす。2年後の炭焼きのために今年割った薪を井桁に組んで乾燥させる。見事に積みあがった薪はこれも美しい。
   
 小屋や道具の修理もこの時間を利用してこなします。職人はだしの会員さんが多いのも特徴な「ひとくら森のクラブ」です。
   
  
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2021年1月25日月曜日

やはり菊炭は美しい

 



   
   
 今日は第2回目の炭焼きの「蒸らし」の作業。窯内で窯木の炭化が進行するのを、温度を測りながら、じっと待つ。その間に、第1回目の炭焼きの標本木を切断してみる。やはり美しいほれぼれするような菊の文様が現れる。この文様を見たいがために、炭焼きを10年以上続けている。


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2021年1月24日日曜日

雨の中、ひたすら薪を焚く

 




  
   
 今日も朝から一日雨。ただひたすらに薪を焚き、窯木が自分で熱分解を始めるまで、窯の温度を上げる「窯焚き」の日。何回見ても、炎の色には癒され、魅入られ、時間を忘れる。窯木が熱分解を始めたサインである、可燃性ガスが窯口に吹き出し、まるで「蛇の舌」のように長い炎になるのを確かめてから、わずかな空気調整のための隙間を残して、窯口を閉鎖する。
  
 熱と泥(粘土)の3K作業を少しでも軽減するために、新しい治具を試してみる。どうやら改良は必要とするが、使いものになりそうだ。
  
 朝、8時に着火してから約8時間、焚きどおし焚いた「窯焚き」の作業を終える。焚いた薪の数は38本、この時の窯の天井温度は、548℃であった。

  
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2021年1月23日土曜日

雨の中、第2回目の炭焼きを始める

 




   
 天気予報どおり朝から雨ですが、第2回目の炭焼きを始める。窯木を覆っていたシートをとり、窯の奥の方は細い窯木、中ごろから手前は中ぐらいから太い窯木をと、割り木も交えて、縦にできるだけ隙間ができないようにギッチリと詰めていく。ドームとの境目には藁束を、内側には「バイタ」をやはりギッチリと詰めていく。約1時間ほどの「窯入れ」作業で、
600本を超える窯木と80束を超える「バイタ」が入った。
  
 窯木を入れ終えると、トタン板で窯口と窯木を仕切り、予備乾燥をして本日の作業は終了。明日は朝8時過ぎから、約8時間、ただひたすらに薪を焚き、窯の温度をあげる「窯焚き」の作業である。
  
   

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2021年1月21日木曜日

急遽、炭出しを行い、第1回目の炭焼きを終える

 




  
 快晴。炭出しを予定している23日は、本格的な雨の予報。急遽、本日の「炭出し」を決断し、早速作業に取り掛かる。「くどさし」の時、空気を一切遮断するため、窯口を覆っていた砂を取り除く。
  


  
 窯口に置いた今年からの新兵器、「耐熱石膏ボードによる熱遮蔽板」は見事、熱に耐えてくれたが、ひび割れ、剥がれでボロボロになり、第2回目用として、作り変えなくてはならないようだ。来年は、強度も強く、軽くて耐熱性に優れた、ALC(軽量気泡コンクリ―ト)でつくってみようと思っている。熱遮蔽板を取り除くと、トタン板の向こう側には、見慣れた光景。どうやらうまく焼けているようだ。窯木は焼いて炭になると、体積で1/2~1/3に減少してしまう。そんなことも見て取れる。
   





  
 一本一本丁寧に窯からとりだし、並べてゆく。400本近く並んだ景色は、なかなか壮観である。500本入れた窯木に対し、灰になったり、崩れずに焼きあがった炭は417本。良炭率は、82%であった。最近はずっと、80%以上を維持できているので、炭焼きの技術は、ほぼ確立できたと自負している。窯の上部に入れた、「バイタ」、「藁」もきれいに炭になっている。ナンバリングした標準木は、一本一本、体積、重量を図って、炭焼き前後の変化のデータを蓄積している。体積で1/2~1/3、重さで1/4というのが、我々の得られた知見である。
   



  
 炭を袋に入れ保管し、2回目の炭焼きに備え、乾かした粘土の土くれを篩にかけて細かくしたり、窯木に雨除けのシートをかけ、第1回目の炭焼きを終える。
   
   
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