2023年1月31日火曜日

炭焼きのフォトアルバムをアップしました

 


   
 炭焼きの写真アルバムをアップしています。右上の「2023ひとくら炭焼き」をクリックしてください。

2023年1月30日月曜日

シンポジウムに参加しました

 




  
 1月29日、市内のアステホールで、川西市主催の「令和4年度 環境基本計画シンポジウム ミライの川西のためイマできること」があり、「ポスターセッション」の部に参加してきました。コロナ禍で中断していたので、3年ぶりの開催である。川西市は第3次環境基本計画の策定に向けた取り組みをしており、「生物多様性ふるさと川西戦略」を「環境」という幅ひろい視野での展開だそうだ。

 地道で継続的な実行が伴わなければ絵に描いた餅。「計画を策定する」ことが目的、「シンポジウムを開催する」ことが目的とならなければいいが ・・・。

 市が作成した「川西市特産の菊炭」という動画が「川西市公式チャンネル」に載っていましたので、興味のある方はご覧ください。

  

 



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森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
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公園管理事務所(072-794-4970)まで
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2023年1月24日火曜日

くどさしを一日早める

 



  
 10年に一度の最強寒波、平地でも大雪になるかも知れないという予報。明日25日は、ちょうど「くどさし」を予定している日に当たるので、どうしようかと思案しながら、炭焼きの現場へと向かう。早速温度を測定してみると、予想の温度を大幅に超えている。
  
 品質的に問題はあるが、「くどさし」の時期を一日早められると判断して、空気取り入れ口の幅を全開にして、「練らし」を始める。煙はまだ多く出ているが、排煙口の温度がほぼ300℃になり、マッチの点火も確認して「くどさし」をする。
  
 終わるころには、気温は3℃、横殴りの雪も予報通り降って来た。早々に片付けをし、公園を後にする。今年の炭焼きはこれで終わり、窯出しを待つのみ。
  
 



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2023年1月23日月曜日

大人は火遊び、子供たちは ・・・

 

  
 第2回目の「火遊び」、いや「炭焼き」が始まりました。今回からは子供たちも参加です。
  


  
 木の恩恵を受けていた昔の人の生活を知ってもらうため、鋸、薪割体験をしてもらいます。

 
 炭焼きの原理を知ってもらうため、公園で集めた材料で「飾り炭」も焼いてもらいます。
  


  
 マンホールの上の氷を見つけたり、冬眠中の「ヤモリ(家守)」の邪魔をしたり、粘土で団子も作ります。


 大人に混じって、菊炭で沸かしたお湯で野点を体験、太閤秀吉になった気分 ・・・。ぜんざいもたっぷり頂きました。寒さそっちのけで楽しんでもらいました。

 



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2023年1月21日土曜日

どきどきの窯出しは ・・・

 


 いよいよ待望の窯出しです。みんなが見守る中、窯口を覆っていた砂を取り除き、窯口を開くと、灰に覆われた炭が姿を現します。緊張とどきどきの瞬間。どうやらうまく焼けているようです。




 灰や手前の崩れた炭を取り除くときれいに焼けた菊炭が ・・・。うえにあるのは炭化した「バイタ」、藁などです。




  
 崩れやすいので、慎重に手で持って所定の位置に運びます。窯から出したての炭はまだ温かい。


  
 ずらりと並んだ500本近い菊炭。壮観です。「バイタ」の小枝、「クヌギ」の葉、束ねていた麻ひももきれいに炭になっています。ざっと目視したところ、良炭率は87%でした。これで第一回目の炭焼きは終わりですが、データの処理や考察が残っています。ノウハウを積み上げ、次回の炭焼きに結び付けていく大事な作業です。
  

 午後からは、第2回目の炭焼きの「窯入れ」。1/3ほど窯木を入れた時点で、参加した子供たちと窯内で記念写真。

 



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2023年1月19日木曜日

第2回目に向けての準備を怠りなく

 


 11日に「くどさし」を行い、21日の「窯出し」までの間の活動日。第2回目の炭焼きに向けての準備です。

 溜まった灰や木酢液を処分したり、第2回目用の標準木の計測を行ったりしています。

 窯の中がどうなっているのか、ちゃんと菊炭に焼けているのか、気になるところですが、こればっかりはどうしようもありません。21日を待つばかりです。

 



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くどさしを終えてほっと一息したのも束の間、第2回目の炭焼きに向けての準備です。






2023年1月11日水曜日

くどさしを終えてほっと一息

 


  
 朝来て、一番に煙突を外すと、きれいな浅葱色の煙。排煙口の温度を確かめると300℃近くまで上がっている。マッチの点火時間も6秒。すべてが「くどさし」をする条件をクリアしている。30分ほどの「練らし」をしたのち、「くどさし」をすることを決める。






  
 「くど」とは、関西では「おくどさん」などと呼ばれるように、「竈(かまど)」のことである。それを「鎖(さ)す」から「くどさし」と呼ばれている。すなわち、窯へ入る空気を完全に遮断することである。空気が入ってくると、せっかくできた炭が燃えて灰になってしまう。焚口、天井口、排煙口、すべて砂を被せて空気を遮断する。あとは、窯木の化学反応次第で、十分窯を冷やして再び開ける21日の「窯だし」まで、炭の出来栄えは、「天のみぞ知る」ということになる。
  
 10時、「くどさし」完了。多分いい菊炭ができているだろうと期待と願いを込めて解散。1月4日から8日間ぶっとおしの準備と1回目の炭焼きがやっと終わって、正直ほっとしている。お疲れさまでした。2回目が始まるまで、体力、気力を回復せねばならない。
  
 



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1月、2月は菊炭焼
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2023年1月10日火曜日

こんなこともしています(続)

 

 今日も昨日と同じように、窯の天井、排煙口の温度、煙の量などを1時間ごとに見ながら、ゆっくりした温度上昇になるように、空気調整口の幅を調整する。

 作業としては1時間に1回の温度計測なので、トラブルなどがなければ、今日も暇。そこで今日もいろんなことをします。




 第2回目の炭焼に向けて、炭焼き前後で体積や重量などを計測し、比較するデータを収集するための、標準木と呼んでいる窯木への番号札の取り付け。節を削ぐのに使った鉈も磨いてピッカピカにする。2日間で200リットルのタンクいっぱいになった木酢液の抜き出しも行う。過去にタンクから溢れ出したという苦い経験がある。
  
 

  
 クラブ員が家庭菜園で育てた「安納芋」を持ってきたので、早速、焼き芋に ・・・。持ってきた御本人が「美味い」と自画自賛、悦に入っていた。
  

  
 この日の一番の体験は、「間歩(まぶ)」の見学。大きな間歩があると噂には聞いていたのですが、かなり上が陥没していて、危険なので立ち入り禁止にしているとのこと。公園事務所の方の案内で、初めて見ることができた。
  
 「間歩」とは、銅鉱石を露天掘りした跡で、北摂には、「多田銀山」に代表されるように、一庫公園の「知明山(奇妙山)」を中心として箕面市、池田市、川西市、宝塚市、能勢町、豊能町、猪名川町の43町にわたる東西20km、南北25kmの広大な鉱山地帯が形成されている。この地域一帯には、全部で2800余の「間歩」が残っているといわれ、一庫公園内には17カ所あり、「エドヒガン」とともに、市の天然記念物に指定されている。

 奈良時代から銅を算出していたらしく、この地で採掘した銅が「東大寺の大仏建立に寄進された」という伝承もあり、銅の精錬技術と、この地で焼かれていた「炭」の強い関連性が窺える。

 そんな歴史や地域の文化、特徴が凝縮されているのがこの公園であり、炭焼きを通じて、文化の伝承を担っていると自覚でき、地域の文化、歴史などを幅広く学べるのである。



 




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1月、2月は菊炭焼
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