朝来て、一番に煙突を外すと、きれいな浅葱色の煙。排煙口の温度を確かめると300℃近くまで上がっている。マッチの点火時間も6秒。すべてが「くどさし」をする条件をクリアしている。30分ほどの「練らし」をしたのち、「くどさし」をすることを決める。
「くど」とは、関西では「おくどさん」などと呼ばれるように、「竈(かまど)」のことである。それを「鎖(さ)す」から「くどさし」と呼ばれている。すなわち、窯へ入る空気を完全に遮断することである。空気が入ってくると、せっかくできた炭が燃えて灰になってしまう。焚口、天井口、排煙口、すべて砂を被せて空気を遮断する。あとは、窯木の化学反応次第で、十分窯を冷やして再び開ける21日の「窯だし」まで、炭の出来栄えは、「天のみぞ知る」ということになる。
10時、「くどさし」完了。多分いい菊炭ができているだろうと期待と願いを込めて解散。1月4日から8日間ぶっとおしの準備と1回目の炭焼きがやっと終わって、正直ほっとしている。お疲れさまでした。2回目が始まるまで、体力、気力を回復せねばならない。
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