2013年1月27日日曜日

炭焼き五日目 ~さて、その出来映えは ・・・~


 今年一番の寒気が来襲という天気予報。眩しいくらいの青空であるが、たしかに山では身を切るような寒風が吹きすさんでいる。そんな中、いよいよ、「窯出し(炭出し)」の日を迎える。炭窯を閉鎖していた土壁を崩し、2週間ぶりに窯を開け、炭を取り出す日である。上の写真は、「窯出し」直後の炭の状態である。曲がっている材が多かったが、菊の花の文様が、断面に浮き出ている。いつも第一回目は、炭の出来がいまいちで、今年も「窯焚き」の火力が少し足らなかったのではという反省があったので、出来を心配したが、まずまず焼き上がりで、ほっと胸をなでおろしたというのが、一同の本音である。一般の炭焼き体験参加者には、米袋一杯の出来立ての菊炭と木酢液をお土産に持って帰ってもらう。(下記左の写真は、開けた直後の窯内の様子)


 さて、第一回目の炭焼きを午前中に無事終えると、息継ぐ暇もなく、午後は、第二回目の炭焼きの初日の「窯入れ」が始まる。責任者は私。前の回の粉塵がまだ残る窯内で、顔を真っ黒にし、どろどろになりながら、360本ほどの窯木と85束のバイタ(柴を束ねたもの)を、1時間ほどかけて積み上げた。さっ、明日は本番の「窯焚き」である。8時間ほど、ただひたすら火を焚く。明日も一段と強烈な寒波が襲来するという。
  
  

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