2013年1月13日日曜日

待ちに待った炭焼き始まる

 いよいよ待望の炭焼きが始まった。

 第一回目、一日目は神事から始まる。窯口に飾り物を飾り、お神酒をあげ、二拝二拍手一拝。これから二ヶ月にわたる炭焼き作業の安全と、よい炭が焼けるようにと山の神に祈って窯を開く。

 「炭焼き体験教室」も兼ねているので、今回は8名程度の一般参加者、同じ公園に所属する他クラブの参加者、炭焼きを受託している我がクラブの参加者を合わせて30人程度の規模で行う炭焼きとなる。

 菊炭と呼ばれ珍重された一庫炭(=池田炭)の歴史、この公園で炭焼きを行うようになった経緯、炭焼き工程、注意事項の説明などを参加者に行い、その後実際の作業を体験してもらう。実際の作業と言っても、クヌギ再生林の手入れ、伐採、窯木づくりなどの体力勝負の大変な作業の大半は、我がクラブの日常活動の中ですでに終えているので、最後のわずかな工程の部分を体験してもらうだけである。


 クヌギ林で窯木づくりや「バイタ」と呼ばれる柴木を束ねたものを作ってもらう作業をし、窯口近くまで炭の材料となる窯木とバイタを運ぶ。窯は直径約2m、3㎡ちょっとの広さであろうか、そこに手渡しをしながら、窯内に窯木と「バイタ」とを一緒にぎっちりと詰める。優に300本ほどの窯木が入ってしまう。予備乾燥を施して一日目の作業を終える。

 炭の薫り、薪からあがる煙の薫り ・・・。変わっていない。すべてが1年ぶりで心地よい。待ちに待った炭焼きが始まったのだ。
  
  

0 件のコメント:

コメントを投稿