2013年1月22日火曜日

新春から子供たちと遊ぶ


 先週の週末は、炭焼きの合間を縫って、子供たちと遊ぶイベントが連日行われた。年初めから、週5日ペースでの山遊び。現役並みの忙しさであるが、自然の中で体を動かしているので、少しも疲れなどは気にならず、かえって夜はぐっすり眠れる有難さ。二日とも天気はまずまず、野外での食事も太陽の恵みを受け、心地よかった。

 まずは、「里山親子探検隊」というイベントのお手伝い。親子で参加してもらい、この山で採集した色々なもの、例えば、色々の種類のどんぐり、その殻斗、イガ付きの栗、松ぼっくり、落ち葉、柿の実、ハンノキの実、椿の実の殻、竹の短冊 ・・・などを材料として、缶にいれ、「飾り炭」を焼く。そして椎茸のホダ木づくりをする。また、昔ながらの竈(かまど)で米を炊く。そんな体験をしてもらうイベントである。一見脆いと思われる材料でも、上手に焼けば、元の形を損なうことなく、綺麗な炭ができるのである。「ウスタビガ」の繭をいれた親子がいたが、見事に繭の原形をとどめた炭ができた。



 そして、あくる日は、公園で活動するボランティア団体、6団体が合同で行う「新春餅つき大会」。大人と子供を交えての数であるが、一般の参加者約40名、活動団体から約30名、70名を超える大人数で餅つきを楽しんだ一日。8臼、16kgほどの餅米を搗(つ)くのであるが、まず公園にある竈で蒸篭(せいろ)を使って蒸す。この竈で火を焚くというのが、一見楽そうに見えるが、結構難しいのである。火を熾すのは、団扇では上手くいかないので、これは「火吹き竹」にかぎるのである。子ども達も餅つきが珍しいのだろう、みんな杵を持ちたがり、餅を丸めるお手伝いをしてくれる。あんころ餅、きなこ餅、納豆を使うので関西独特とは思えないが、私は関西に来て初めて知った納豆とおろし大根に混ぜて食べる納豆おろし餅。そして関西定番の丸餅雑煮。始まった子供たちとの遊び。また今年も一年子供たちから笑顔をもらえる。
  

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