第1回目の炭焼き、窯木が崩れずに窯から出てくる良炭率が、88.3%というまずまずの出来栄え。まだ詳細に結果を分析してはいないが、ここ数年安定した出来栄えが得られているので、クラブを立ち上げ、炭焼きを引き継いでから8年、やっと炭焼き技術も確立できたかなと思っている。これも、炭焼きの工程をできるだけ「見える化」、データー化し、オープンな議論を交わし、新しいアイデアや考え方を出し合い、ノウハウをクラブ員全員で共有化してきた成果だと思う。そんな中で、課題として残っているのが、鹿の食害対策とクラブ員の高齢化である。
鹿の食害には、大変な手間であるが、クヌギの苗や伐採した台場クヌギ、高木一本一本を保護し、作業のしやすい新しい再生林を開拓することで目処がついた。炭焼きノウハウがほぼ確立したと思われるので、高齢化の問題にも今年から取り組みことにしている。
まずこの2回目の炭焼きからチャレンジしたのが、温度データの自動計測である。従来、煙道の温度はデジタル温度計で1時間毎に手動で計測し、昨年からは窯内温度も同様に手動で計測して記録していた。今年、計測器のマニュアルを見て、一定のインターバルで自動計測をして、データーを蓄積し、後からデータを確認し、プリンターにもは吐き出せる機能があることに気がついた。これを使わない手はない。結構、手間だった計測作業が大幅に省力化でき、今までは得られなかった夜間やクラブ員不在時のデータも得られるのである。試しにやってみたら期待通り上々の成果である。データ処理の効率化を考え、プリンターの購入を考えねば ・・・。
取り組むべき課題の種は、まだまだ尽きない。
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