2020年1月14日火曜日

じっと時を待つ




炭焼き2日、3日目は、温度計測が主な作業。デジタル温度計で窯の中、煙道の温度を1時間ごとに測定して、今窯の中がどういう状態なのかを推測し、炭化が進むのをコントロールしつつ待つという「蒸らし」の期間。炭焼き全体を通して、一番大事であるが、一番暇な期間とも言える。



 

 その間にも2回目の炭焼きに備えたいろいろの作業がある。炭焼き前後でサイズや体積、重量がどう変化するかを記録するための標準木10本に孔を開け、金属のタグを取り付ける作業。窯にできるだけ隙間なくぎっちりと窯木を立て込むため、窯木に残っている枝や節を鉈で削ぐ作業など。



 
 


 木の成分の大半は水。炭焼きの過程で大量の木酢液が出る。200リットルのタンクがいっぱいになったため、ポリタンクに木酢液を抜く。農園で野菜栽培を楽しんでいるクラブ員には、喜ばれる炭焼きの副産物。前日の窯焚きでこれも大量にたまった熾き、消し炭、灰をドラム缶から抜く。たまった薪を薪小屋に積み上げる。そんな、ひととおりの作業を終え、昼飯は前日の餅つき大会で搗いた餅を頬張る。じっと「くどさし」の時を待つ一日。


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