2024年2月16日金曜日

飾り炭ツアーの準備を

 


 今日は17日(土)に行われる、炭焼き文化体験ツアー「飾り炭をつくろう」の準備。2025年に行われる関西万博のフィールドパビリオンのプレイベントである。40人、14家族の皆さんの参加申し込みがあった。




 プレゼン資料作り、ダッチオーブンによる菊炭づくり、のこぎり・薪割体験の材料の用意、当日振る舞われる大鍋による豚汁を煮込む囲炉裏の準備などである。天気の予報はまずまずの予報。メインのメニューである公園にある材料を採集しての「飾り炭づくり」、喜んでもらえれば ・・・・。



【 森のクラブイベントのお知らせ 】
 
 「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり」

   3月17日(日) 10:00~12:00 ワークショップ集合  (雨天実施)
   参加費:200円(保険代、材料費等)
   定員:25名(申し込み先着)
   お申し込みは公園管理事務所(072-794-4970)まで
 


 

【 新会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

作業体験。体験入会も受け付けています。


公園管理事務所(072-794-4970)まで
お問い合わせください。  
 




2024年2月8日木曜日

久しぶりの頂上、久しぶりの除伐

 

 
 頂上まで上がるのは、1月4日以来。作業するのは、昨年の10月19日以来である。寒いが青空が広がり、眺望は抜群、気持ちがいい。軽めの除伐をして山を下りる。



 
 第2回目の炭焼きの標本木を切断して、出来栄えを観察。今までで最高の菊炭ができたと評価しているが、焼成温度を上げた分、樹皮ははがれやすくなっていたが、炭としての電気的品質を持ちつつ、外観はうつくしい菊炭が焼けたと評価。



【 新会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

作業体験、体験入会も受け付けています。


公園管理事務所(072-794-4970)まで
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2024年2月3日土曜日

いい炭焼きだった

 

 

 今年度の炭焼きを終えました。一言でいうと、「いい炭焼きだった」。10月末からクヌギの伐採、窯木作りを始め、年が明けて2回の炭焼き。天候にも恵まれ積雪もなく、トラブルもなく、無事故で終えることができた。約3か月の長丁場だったが、12年目にして最高の菊炭が焼け、クラブ員は大満足。努力が報われた。それに加え、ダッチオーブンで菊炭を焼くことにトライしたが、見事に成功したことも付け加えたい。きれいに炭になったクヌギの枝と藁を竹に差してみた。



  
 10日ほど前の「くどさし」で窯を覆っていた焚口と天井口、排煙口の砂を取り除くところから「窯出し」はスタート。窯を開くと灰に覆われた炭が姿を現します。緊張と期待の一瞬です。ぎっしりと窯一杯に詰め込んでいた窯木の体積は半分ほどになっています。
   





  
 まだ温かい窯の中から崩れやすいので、丁寧に一本一本取りだし、手渡しで並べて行きます。最初はトタン板の裏側のくず炭、そしてバイタ、藁を取り出していく。バイタも藁も花入れにさせるほどきれいに炭になっています。この段階でもういい炭が焼けたという予感。焚口付近の炭とバイタを取り除くと菊炭になった窯木が姿を現してきます。





 
 ずらりと並んだ菊炭。572本入れた窯木、崩れずに菊炭となって出てきたのは512本。約90%の出来ばえ。ちょっと出来過ぎの感じ。早速形状や重さを測定、また電気伝導度(電気抵抗)を測定してみる。標準木10本は全て抵抗値「0」。菊炭としての美しい外観と、炭としての電気的性能を両立させるという今回の課題は達成できた。



 クラブ員はもちろんのこと、炭焼き塾に参加した一般の方、お手伝いを頂いた応援団の方にも米袋いっぱいの菊炭と木酢液が嬉しいお土産。

 また来年までと炭窯を閉じて解散。ご苦労様でした。



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2024年2月1日木曜日

片付けをして2月3日の窯出しを待つ

 



  
 今年度の炭焼きをほぼ終え、あとは2月3日の第2回目の窯出しを待つだけである。今日の活動は、窯出しに必要な道具類を残し、倉庫やワークショップの片付け、整理整頓を行った。炭窯前のぬかるみにも砂を入れる。
  
 我々の炭焼き技術の向上に多大な貢献をしてくれている、温度センサー、デジタル温度計は特に入念に手入れをし、来年度の活躍も期待して格納。



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2024年1月26日金曜日

いろんな人に支えられての炭焼き20年


 「くどさし」を終え、2月3日の「窯出し」を待つ炭窯。思えば、我々、森林ボランティア、「ひとくら森のクラブ」が、炭焼き体験塾を引き継いでから12年が経ち、ようやく満足のいく菊炭が焼けるようになった。
  
 一庫公園の開園は、平成14年(2002年)4月。一庫ダムの建設で水没し、移住を余儀なくされた国崎地区の人々が、古くから守り育ててきたクヌギの薪炭林を主とする里山を、兵庫県が買い上げ、県立公園として開園した。
  
 昔からこの地区で焼かれた炭こそが、全国的に有名な菊炭、「池田炭(一庫炭)」であった。公園では、この地区の伝統文化であった「炭焼き」を知ってもらうことを目的に、黒川地区で炭を焼かれていた故「今西勝」氏の指導により、開園の翌年、平成15年(2003年)に炭窯がつくられた。


 炭窯の横にある立て看板には、その製作工程とともに、「今西勝さん他の協力を得て作られた」と記されている。
  
 その平成15年より、先輩たちが、かっては、炭材を得るために植林されたが、ダム建設に伴い放置されていたクヌギ林を保全し、計画的に伐採し、窯木を生産し、この炭窯を使って、炭を焼き始めたのである。すなわち、今年度は、炭窯完成20周年、炭焼き開始20周年であったのである。その際、クヌギの伐採、炭窯を使っての炭焼きの許可を県から貰うのに、大変なご苦労があったと聞く。


 話は変わるが、ここ6、7年、我々の炭焼きの出来ばえをを毎年見学に来てくれる方がいる。92歳のご高齢。伊丹より電車とバスを乗り継ぎ、最後はなんと徒歩で30分ほどかけて来園される。昨年はお顔を拝見しなかったので、お加減でも ・・・と案じたが、今年もお顔を拝見し、ホッとした。

  
 Nさん。今西さんと一緒に炭窯の建設に携わり、先輩たちに炭窯の建造から炭の焼き方までご指導を頂いた方だという。私が、ボランティアを始めたのが、平成22年(2010年)。「森のクラブ」を立ち上げ、炭焼きを引き継いだのが、平成24年(2012年)。だから直接の指導を受けたことも顔見知りでもなかったが、Nさん達がいなかったら、現在の炭焼きはあり得なかったかも知れないのである。

 Nさんから手紙を頂いたことがある。そこには、「炭焼きの師匠の方から、日本一の菊炭焼き師になれと励まされてきたが、その願いを森のクラブが達成してくれた」とお褒めの言葉があった。もちろん、過分にすぎるほどで、炭焼きはまだまだ奥が深いと思っている。Nさんからの直接の指導は受けなかったが、引き継いでから、試行錯誤を重ね、どうにかここまでたどり着けたことを見届けていただき、素直にうれしかった。


令和5年(2023年)度の炭焼きも終えようとしている。炭焼きを生業にしていたが、ダム建設によって水没した国崎地区の人々。公園として買い取り、炭窯を作り、炭焼きを許可した兵庫県。補助金で財政的支援を頂いている北摂里山博物館協議会。窯づくりから焼き方までご指導を頂いた今西さんやNさん。日頃協力を頂いている管理事務所。炭焼きの技術の伝承を目指した諸先輩。そして平成24年(2012年)に「森のクラブ」を立ち上げて現在に至る仲間たち。今年も伐採などに多大な協力を頂いた応援団の方々。数えきれないほどのいろんな方に支えられての一庫公園における20年の炭焼きの歴史であった。 

  
 「炭焼き」が人と人とを繋げ、地域の伝統文化を、過去から未来へと繋げていくんだと、改めて実感。これからも、より美しい菊炭を焼けるように精進 ・・・。


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2024年1月24日水曜日

くどさしを一日早く実施し、今年の炭焼きをほぼ終える

 

  

 第2回目の炭焼き体験塾、窯の温度が順調に上昇したので、「くどさし」を一日早く実施し、今年の炭焼きをほぼ終えました。兵庫県北部に大雪警報が出ていたこともあって、幸いなことに、それにかからずに済みました。初日はプレゼンの後、窯木入れ。589本入りました。

  
 2日目はただひたすら窯の温度を上げるために、薪を焚く作業がメイン。その間に、参加者には、薪割体験やら飾り炭づくりやら、いろいろなことを体験してもらいます。焚口から窯木が、自己熱分解する十分な温度に達したという、通称、「蛇の舌」というサインと、窯の温度を確認してから、焚口を閉鎖します。一般の参加者はこの2日間と10日ほど後の「窯出し」の3日間の参加です。

  
 3日目は温度測定をしながら、窯木の炭化を見守る「蒸らし」という工程です。比較的暇なので、第1回目の標本木の測定や観察をしたり、薪の積み替えなどをします。通常は5日目なのですが、今回は4日目に、煙が浅葱色になり、窯内温度が700℃、排煙口温度も376℃となったので、予定より1日早く「くどさし」を実施しました。さて出来栄えは? 2月3日の「窯出し」が待ち遠しい。
 

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2024年1月22日月曜日

やはり暖かい所が好きなようだ

 



  

 炭焼き中いろんな生き物に出会います。薪割りで出くわすのが、あの美味しい「昆虫食」にもなる「カミキリムシ(天牛)」の幼虫。ぬくぬくと木の布団にくるまれていたのに ・・・。そして、今年は本当に多かった「カメムシ」。暖かいところが好きなようで、炭窯の近くの隙間や、薪の間などに潜んでいる。私は試したことはありませんが、この「カメムシ」も「昆虫食」になるという。さすがにこれは ・・・。


  
 薪をどけるとヨタヨタと出てきたのが、「ヤモリ(家守)」。「ヤモリ」は冬眠はしないが、自分で体温を調整することができない変温動物なので、冬場になって気温が下がると、体温も下がってしまい動きが鈍くなるという。冬眠ではなく休眠を邪魔してしまったようだ。産卵は春から夏にかけてらしいので、この時期、森の中の排水管を覗くと、その中に卵の殻を見ることができる。
  



 珍しいのは、泥で巣を作る「ハチ(蜂)」。「ドロバチ(泥蜂)」、「エントツドロバチ(煙突泥蜂)」。本州から九州にまで生息している「ドロバチ(泥蜂)」の仲間だそうだ。。もう放棄されているのだろうが、竹の両端や軒下などに巣を作っている。泥で巣を固め、雨風や天敵の侵入を防ぐためだろうが、その名前の由来にもなっている、煙突や水道の蛇口のような出入り口を作る。その巣作りの技には感心してしまう。
  
 炭焼き。「蒸らし」という比較的暇な作業の間には、こんな生き物などの出会いを楽しんでいる。

 

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2024年1月21日日曜日

さあ、召し上がれ


  
 おいしそうなお菓子?。塩をまぶし、香ばしくて、カリっとしています。コーヒーにも合います。さてこれは何でしょうか?



 
 答えは「カミキリムシ」の幼虫。炭焼きと並行して、2年後に必要な薪を割ります。この時出てくるのが、「カミキリムシ」の幼虫。クヌギの中で冬を越します。鉄板の上で炒れば、もう立派なおやつ。好奇心から食べてみようという人も、生理的に受け付けないという人も ・・・。
  
 私は大丈夫です。私の出身は、山国、信州・松本。戦後間もない子供の頃は、主な蛋白源は、「イナゴ(蝗)」、「ハチノコ(蜂の子)」、「カイコのサナギ(蚕の蛹)」、「ザザムシ」など「昆虫食」であったことを思い出す。
  


 昼食はあっつあっつの豚汁とご飯 ・・・・。


 

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