2024年2月3日土曜日

いい炭焼きだった

 

 

 今年度の炭焼きを終えました。一言でいうと、「いい炭焼きだった」。10月末からクヌギの伐採、窯木作りを始め、年が明けて2回の炭焼き。天候にも恵まれ積雪もなく、トラブルもなく、無事故で終えることができた。約3か月の長丁場だったが、12年目にして最高の菊炭が焼け、クラブ員は大満足。努力が報われた。それに加え、ダッチオーブンで菊炭を焼くことにトライしたが、見事に成功したことも付け加えたい。きれいに炭になったクヌギの枝と藁を竹に差してみた。



  
 10日ほど前の「くどさし」で窯を覆っていた焚口と天井口、排煙口の砂を取り除くところから「窯出し」はスタート。窯を開くと灰に覆われた炭が姿を現します。緊張と期待の一瞬です。ぎっしりと窯一杯に詰め込んでいた窯木の体積は半分ほどになっています。
   





  
 まだ温かい窯の中から崩れやすいので、丁寧に一本一本取りだし、手渡しで並べて行きます。最初はトタン板の裏側のくず炭、そしてバイタ、藁を取り出していく。バイタも藁も花入れにさせるほどきれいに炭になっています。この段階でもういい炭が焼けたという予感。焚口付近の炭とバイタを取り除くと菊炭になった窯木が姿を現してきます。





 
 ずらりと並んだ菊炭。572本入れた窯木、崩れずに菊炭となって出てきたのは512本。約90%の出来ばえ。ちょっと出来過ぎの感じ。早速形状や重さを測定、また電気伝導度(電気抵抗)を測定してみる。標準木10本は全て抵抗値「0」。菊炭としての美しい外観と、炭としての電気的性能を両立させるという今回の課題は達成できた。



 クラブ員はもちろんのこと、炭焼き塾に参加した一般の方、お手伝いを頂いた応援団の方にも米袋いっぱいの菊炭と木酢液が嬉しいお土産。

 また来年までと炭窯を閉じて解散。ご苦労様でした。



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ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

作業体験、体験入会も受け付けています。


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