2025年1月18日土曜日

炭焼きの合間に ・・・

 

  
 炭焼きの合間に公園をウォーキングしてみました。イノシシが地面を掘り返して、餌を探しています。



  
 「オオシマザクラ(大島桜)」の花芽はまだ堅く、「ヒサカキ(非榊)」はもうびっしりとその実が鈴なりに。公園で一番先に咲く「ミツマタ(三叉)」、「アセビ(馬酔木)」はすっかりその準備ができているようだ。



 少し萎れかかってはきたが、冬で彩のない中で、「サザンカ(山茶花)」の鮮やかな紅がひと際目を惹く。



【 炭焼き体験塾の募集 】

12月2日より1月に行われる
炭焼き体験塾の募集が始まっています。
第2回目は、1月25日(土)からです。
詳しくは公園ホームページをご覧ください。












2025年1月16日木曜日

蒸らし、練らし、くどさし、あとは窯出しを待つばかり

 





 窯入れ、窯焚き、2日間の蒸らしと順調に炭焼きを進めてきた5日目は、工程の中で最も重要な炭の出来ばえ、品質を決める「練らし(精錬)」、「くどさし」の作業。
  
 窯の天井温度が約500℃、煙道口温度が約230℃程度になったのを見はかって、焚き口の空気調整口を全開にして空気を送り込み、一気に温度を上げ、不純物や水分を排出します。これを「練らし(精錬)」と言います。1時間~2時間程度の「練らし(精錬)」のあと、天井温度が600℃、煙道口温度が300℃、煙道からの煙が「浅葱色」もしくは無煙になったのを確認して、焚き口、煙道口、天井口を砂で覆い、酸素の供給を絶ちます。
  
 炭化がほぼ完了しているので、これ以上空気を供給すると、せっかくできた炭が燃えて、灰になってしまうからです。これを「くどさし」と言います。「くど」とは、関西でいう「おくどさん」、「竈(かまど)」のことで、これを「鎖す」から「くどさし」と言います。
  
 あとは、炭窯が自然に冷めるのを待ってから炭を取り出す「窯出し(炭出し)」と言う最後の工程のみです。さてどんな炭になっているか? その出来ばえは? 何回炭焼きをしても心が躍る瞬間が25日に待っています。



【 炭焼き体験塾の募集 】

12月2日より1月に行われる
炭焼き体験塾の募集が始まっています。
第2回目は、1月25日(土)からです。
詳しくは公園ホームページをご覧ください。









2025年1月13日月曜日

窯焚き、そして蒸らしへ

 


 
 日曜日は一日中「窯焚き」。朝8時から夕方4時まで約8時間、ただひたすら薪を燃やして、窯内の温度を窯木が自己熱分解を始める温度まで上昇させます。一般の参加者にとっては、まあ暇と言うか、炎と煙を見るほかにすることがありません。だから参加者を飽きさせないように、色んなイベントを実施します。その一つが。「くぬぎ鍋」。



  
 炭焼きは、窯入れから窯出し(炭出し)まで、約2週間かかります。それを5時間ぐらいに短縮して、炭焼きの原理と言うか工程を学んでもらおうと、考案したプログラム。ダッチオーブンに直径約7㎝、長さ約5㎝に切ったクヌギの枝を入れます。底、全体をもみ殻で覆って、蓋をし、火にかければ約5時間くらいで、ものの見事に「菊炭」が出来上がります。人呼んで「くぬぎ鍋」。


 その他にも、薪割体験、焼き芋、餅焼きとぜんざい、里山ツアーと飾り炭づくり など、いろんな体験をして、炭焼きや里山に興味を持ってもらいます。


 さて、炭焼き3日目。連休も3日目。公園は穏やかで暖かい日差しに包まれました。多くの来園者が久しぶりの陽光を楽しんでいます。


 今日から窯出し(炭出し)までは、クラブ員だけでの炭焼き、今日は「蒸らし」工程。窯の天井と煙道口の温度を1時間ごとに計測し、その推移を見ながら、窯内でゆっくりと炭化が進行しているかどうかを見守ります。
  
 温度計測のほかは、新しい楔の切れ味を試したり、チェーンソーの目立て、溜まった木酢液の取り出しをします。「何をやっているんだろう」と好奇心でやってくる来園者への説明も大事な仕事。大きな変化やトラブルもなかったので、早めに片付けて帰宅の途に。


【 炭焼き体験塾の募集 】

12月2日より1月に行われる
炭焼き体験塾の募集が始まっています。
第2回目は、1月25日(土)からです。
詳しくは公園ホームページをご覧ください。










2025年1月11日土曜日

いよいよ今年の炭焼きを始めました

 





   
 いよいよ炭焼きの始まりです。第一回目は12人ほどの参加申し込みがありました。雪が心配されたものの、朝から快晴ともいえる天気、炭焼き日和です。
  
 最初に、炭焼きの成功と安全を祈願して2礼2拍1礼。そのあと炭焼きに関するプレゼンテーションをして、窯入れです。リーダーの指示に従って、手渡しで順番に、窯木、バイタ、藁を窯に運び込みます。第1回目は、窯木525本、割り木17本、バイタ127束、藁20束が入りました。

 トタン板で遮蔽し、焚き口を作り、火打石と火打ち金で火を熾し、雪で濡れている窯木、バイタを乾燥し、火の通りを確かめる予備乾燥をしてこの日は終了。

 第2回目は、1月25日(土)からです。


【 炭焼き体験塾の募集 】

12月2日より1月に行われる
炭焼き体験塾の募集が始まっています。
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2025年1月10日金曜日

今日も炭焼きの準備を

 

 

  今日も大雪の予報でしたが、朝の内は雪も降らず、薄日がさす時も。でもしっかり氷は張っています。





 
 昨日やり残した準備、窯の乾燥、火打石による火熾しの時に使う「ほぐち(火口)」づくり、ダッチ・オーブンによる菊炭づくりにつかうミニ「窯木」の作成などを行いました。


 昼近くなって帰り時には、雪がしっかり降ってきました。明日が炭焼き初日、どうなることやら ・・・。最悪の場合も想定しておかなくては ・・・。


【 炭焼き体験塾の募集 】

12月2日より1月に行われる
炭焼き体験塾の募集が始まっています。
詳しくは公園ホームページをご覧ください。











2025年1月9日木曜日

雪ですが ・・・

 





 ボランティア始めの朝、雪です。公園は積雪です。しかし、11日(土)から炭焼きが始まるので、その準備をしなくてはなりません。道路の雪は融けているので、恐る恐るメンバーが集まってきました。まず仕事始め、今年一年の無事安全を願って、標高350mほどの知明山まで、絶景の雪景色を見ながら登って、安全祈願。







 
 下山した後は炭焼き準備。実に色々な準備をします。メンバーは炭焼きの工程を熟知しているので、自発的に分担して準備を進めていきます。
  
 明日も大雪、積雪の予報。できるだけ準備は、今日中に済ませ、明日は冬用タイヤを履いているメンバーで残った準備作業をします。

 第1回は若干の余裕があるようです。第2回とあわせて参加を募っています。


【 炭焼き体験塾の募集 】

12月2日より1月に行われる
炭焼き体験塾の募集が始まっています。
詳しくは公園ホームページをご覧ください。