2022年1月26日水曜日

鳥に見守られながらくどさしを終える

 


 ここ2、3日、炭焼き中の我々の周りをずっと飛びまわっている鳥がいる。まるで炭焼きに興味があるか、或いは、我々の作業を見守っているかのようだ。目の覚めるような青い羽をもつ鳥である。この鳥、一度このブログで取り上げてことがある、「イソヒヨドリ (磯鵯)」。「幸せの青い鳥」とも呼ばれているらしいが、その性質は極めて図太く、好奇心旺盛で、しかも群れずに、単独行動を好むフリーダムな性格という。ほとんど人間に警戒心を持たないので、人間のすぐそばにきて平然と佇んでいることも多いとも。もともとは「磯=岩場」の多い海岸地帯の崖地に生息する野鳥だったが、20世紀末ごろからどういう訳か、都市や内陸部に続々と進出、多くの人に目撃されている。
   
  







  
 さて、「くどさし」である。温度、煙の量、色、マッチの点火時間などから、ほぼ窯木の炭化が完了したと判断し、窯を空気と砂で完全に遮断する作業である。その炭化完了のサインの一つが、煙の色。薄い浅葱(あさぎ)色になる。「イソヒヨドリ」の羽の色を思わせる色である。ひょっとしたら好奇心の強いこの鳥、自分の羽と同じ煙の色に魅かれてやってきたのかも ・・・。
   
 予定より1日早かったが、「くどさし」を無事終え、我々はホッとして家路についたが、「イソヒヨドリ」は、煙が出なくなった炭窯の近辺をまだ飛び回っていた。
  

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