2022年1月14日金曜日

六日目にして「くどさし」を終える

 



  
 炭焼き六日目は、思いもよらないアクシデントのため、「蒸らし」を1日延長しての、「くどさし」。炭化が十分進んだと判断し、窯を完全に遮蔽し、空気が入らないようにする。空気が入ると、せっかくできた炭は、燃えて灰になってしまうからである。「くど」とは関西で言う「おくどさん」、「竈(かまど)」のことであり、それを「鎖(さ)す」という炭焼きの最終工程である。
  
 「くどさし」の状態で、炭化、熱分解は進行しているのだが、分解が終わると、窯は徐々に冷えてゆく。10日ほど待って、窯を開き、炭を取り出す。
  
 熱分解が進行し、分解するものがなくなってきて、煙がうっすらと「浅葱(あさぎ)色」になり、煙道温度が300℃近くなると、「くどさし」のタイミングである。あとは窯が冷えるのを待つだけ。出来栄えは天のみぞ知る。できることは何もない。


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