2022年1月10日月曜日

炭焼き3日目はトラブルで始まる

 




  
 1日目の窯入れ、2日目の窯焚き、窯の遮蔽を順調に終えたと思ったら、3日目、まさかのトラブルである。朝、公園に着いたら、煙突から煙が出ていない。あわてて温度を確かめたら、窯の天井で125℃、何らかの理由で、窯木の熱分解が進んでいないのだ。わずかに煙が出ているので、完全に熱分解がストップしたわけではない。その可能性は認識していたが、10年以上炭焼きをやってきて、いまだ経験したことのないトラブルである。
  


 すぐに空気調節口を全開にし、ブロアで空気を送り込む。徐々に温度が上昇を始め、窯木の自己熱分解が再び始まった。トラブルは一応解消、一安心である。多分原因は、窯木が自己熱分解する温度に十分に達していないのに、薪を取り除き、窯を遮蔽してしまったのだろう。
   
 こんなトラブルがあるから、それに対応する対処方法やトラブルを起こさないためのマニュアルも確立する。トラブルに学んで技術がアップするのだから、ある意味で「トラブルもまた楽し」である。



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11月からは菊炭の材料となるクヌギの伐採が始まります。
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