2019年12月6日金曜日

持続可能なクヌギ林の再生を願いつつ、台場クヌギを伐採する





 「台場クヌギ」の伐採に取り掛かる。何年か前までは、必要な数だけ伐採ができた「台場クヌギ」だが、近年、鹿の食害により、「クヌギ(椚、櫟)」の新芽が食べられ、それが繰り返され、結局、成長できずに枯死してしまうという「台場クヌギ」が相次いだため、鹿の食害への対応が、我々のずっと大きな課題となっている。

 菊炭の技術の伝承のために毎年行っている炭焼きに必要な窯木の確保ができず、また、炭に適当な太さに育つまでかかる、ほぼ10年毎に行う「輪伐」のサイクルが途切れ、数十年、百年以上続いてきた、パッチワーク状の活きた里山の景観を見てもらうことが難しくなっている。

 そのため、放置されていた高木を伐採して、新たな「台場クヌギ」を育てたり、苗の植樹や防護ネットによる鹿への対策の効果が10年後に出てくるまで、できるだけ「台場クヌギ」の温存を図っている。とはいえ、やはり美しい菊炭を得るためには、手頃な太さの「台場クヌギ」の窯木は欠かせないので、何本かは伐採をする。持続可能なクヌギ林への復活を祈り、願いつつ、そんな貴重な「台場クヌギ」を伐採して、炭焼きの窯木をつくる。



【 森のクラブイベントのお知らせ 】 
  
 「クリスマス・リースとミニ門松、竹パンづくり」
 
  12月21日(土) 10:00~14:00 ワークショップ集合  (雨天実施)
参加費:500円(保険代、門松+リース+竹パン各1個)
   定員:20名(申し込み先着)
お申し込みは公園管理事務所(072-794-4970)まで
 
  
 
【 炭焼き体験塾募集のお知らせ 】 
 
 
 
 
【 会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。

森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

活動体験も受付けていますので、公園管理事務所(072-794-4970)まで
お問い合わせください。
 
 
 
 

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