2016年1月12日火曜日

初春一番の縁起物は ・・・


  朝、山へ向かう途中の車の中、「ピーン」と警告音が響く。外気温が3.5℃を下回ると鳴る「路面凍結注意」の警告音である。今シーズン初めて。外気温は3℃と表示されている。向かう新春のイベント初めは「子供達と餅をつく」。とにかく暖かい冬である。しかもこの朝は、太陽が出ているのでよりあたたく感じる。例年、防寒対策は万全にして向かうイベントである。この山で活動する団体が合同で開催する「新年餅つき大会」、もう7、8回目を数える。暖かいことも影響して、受付を早めに締め切るほどの人気で、65人ほどの家族連れが来園し、スタッフを含めると100人を超える「大餅つき大会」となった。

竃(かまど)を使って、15臼ほどのもち米を炊き上げ、定番の「あんこ餅」、「きなこ餅」、意外なことになんといっても一番人気の「納豆おろし餅」。そして、丸い白餅をつかい、直径1mほどの大鍋で、たくさんの野菜の具を煮込んだ関西風雑煮を煮る。いずれもあっという間になくなるほどの人気。手前味噌になるが、いや、この雑煮は美味かった。丸餅、味噌味仕立ての関西風の雑煮、意外なマッチングが癖になる「納豆おろし餅」は関西へ来てから知った味であるが、すっかり馴染みとなってしまった。

 おぼつかないながらも杵を振り上げる子供たち、餅を頬張る家族連れの笑顔。初春一番の縁起物。
  
  

0 件のコメント:

コメントを投稿