2015年1月18日日曜日

炭焼きの合間に楽しむ



 さて皆さん、上の写真、容器に入った真っ黒いものに炭化したものは何でしょうか? 答えは、うどんとお揚げさん。カップ麺の食材です。そうです、こんなものまでが炭になるです。

 炭焼きの二日目は、最低でも8時間、ただひたすらに薪を燃やして、窯の温度を上げる一日。正直に言うと、「火の番」の担当以外は、暇なのです。そこで、一般参加者の皆さんを飽きさせずに、その時間をなんとか楽しんでもらおうと、いろいろな体験をしてもらっている。その一つが、飾り炭づくり、とにかくいろんなものを炭にしてみようという遊びである。そこでできたのが、なんと「うどん炭」。

 作り方はいたって簡単。山にあるどんぐり、葉っぱ、栗、野生の柿など、あるいは蜜柑、バナナなどを小さな孔を開けた缶に入れ、炭の上で蒸し焼きにすれば、「遊び炭」というか「飾り炭」が出来上がる。細い栗のイガの一本一本まできれいに炭化される。その他過去の経験では、蜘蛛の巣、蛾の繭(まゆ)なども炭にしたことがある。


 そのほかの楽しみ方は、ふんだんにある炭を使って、七輪での炭火熾しの仕方、焼き芋づくり、縁起ものの炭細工、薪割り機を使っての薪割りや、竈(かまど)で薪を使ってのの炊飯、火打石による発火など ・・・。次回は、クヌギを使って、椎茸のほだ木づくりもしてもらおうかなと思っている。こんなふうに楽しむことはいっぱいあるし、また、それはサバイバルの知恵ともなっている。

  

0 件のコメント:

コメントを投稿