2015年1月27日火曜日

今シーズンの炭焼きを終えて反省しきり ・・・



 2回目の炭焼きの「くどさし」を終えた。後は2月7日の窯出し(炭出し)を待つばかりである。それをもって、今シーズンの炭焼きは終了である。今回は2回ともトラブル続きであった。第一回目は、窯が冷えていたことに加え、薪の管理が不十分で、乾燥が十分でなく、強い火力を得られなかった。結果、一部は美しい菊炭が得られたものの、総じて端部は生焼けが多く、合格点は得られなかったと思う。薪の乾燥の重要さを改めて認識させられた。毎回毎回、釜木やその生育条件、窯の状態、薪、燃焼状態、天候などがどれひとつとして同じではない。それに、多かれ少なかれ起こるトラブル。いつも思うことなのだが、炭焼きとは、それらを乗り越えて、いい炭に到達する推理ゲームのようなものである。

 続く第2回目は、前回の反省を活かし、十分に乾燥した薪を使ったので、火力は申し分なかったが、木酢液、タールが煙道に流入し、温度計測に不具合が生じた。これも、システム改修後のトラブル予測が不十分だったと言わざるを得ない。しかし、応急的な対策を施してからは、順調に温度も推移し、当初からの新しい試みの「煉らし」も試みることができた。多分、2回目はいい炭が焼けていると思う。いや、願うばかり ・・・。

 とにもかくにも、疲れたというのが本音。しかし、昨年までは3回の炭焼きをこなしていたのだから、気力、体力の衰えだろうか ・・・・。「くどさし」を終える頃には、朝からの小雨もあがり、遊びの山は霧に包まれていた。午後には寒冷前線が通り過ぎ、急激に冷え込んでくるという。

  

0 件のコメント:

コメントを投稿