2022年3月17日木曜日

一気に春が ・・・

 






   
 引き続いて、山頂近くで除伐をする。一気に春が訪れたようだ。「アセビ(馬酔木)」、可憐なピンクの花をつける「ウグイスカグラ(鶯神楽)」、普通は「エドヒガン(江戸彼岸)」桜と入れ替わって咲くのだが、なぜかこの一本だけは、3月に咲いた「コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅)」。強烈な匂いを放つ「ヒサカキ(非榊)」。「ウメ(梅)」もやっと咲き、「ハルコガネバナ春黄金花」と呼ばれる「サンシュユ(山茱萸)」は満開。いい季節になった。桜の開花ももうすぐ。



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2022年3月13日日曜日

鹿の撃退作戦始まる

 


  
 公園も我々森のクラブも鹿の食害に悩まされ続けていること、その対策のため、我々の時間の多くを費やしていることを、このブログでも随分と取り上げた。
   
 希少植物である「キンラン」や、「コウヤボウキ」、渡り蝶である「アサギマダラ」が好む「フジバカマ」などは、最近全く見かけなくなり、菊炭の材料である「クヌギ」の新芽も、鹿の大好物、発芽するはしから食べられ、一時は「台場クヌギ」は全滅の危機に瀕したこともある。
  
 もちろん、鹿との共存が一番望ましいのであるが、現況を見れば、それは極めて難しいと判断せざるを得ない。2年ほど前に、県の森林動物研究センターのアドバイスを頂いた。それは、「一庫公園は一庫大路次川と田尻川との合流点にできたダム湖に突き出した半島。鹿は北側からしかやってこない。フェンスで北側からの鹿の侵入を遮断し、公園内の鹿を駆除すれば、鹿はいなくなる。」というものであった。
 
 そのアドバイスに従って、隣地との境界に設置されているフェンスのかさ上げが始まったようだ。目論見通り、鹿が撃退できれば、我々の作業も、本来の除伐などの森の維持管理に集中できるし、きっと「キンラン」や「アサギマダラ」も戻って来るに違いない。
   



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2022年3月10日木曜日

汗ばむくらいに

 



  
 朝は寒かったのに、除伐作業を始める頃には、気温はうなぎのぼり。防寒コートやセーターを脱がずにはいられない。「アセビ(馬酔木)」も満開。春までもう一息。この公園のサクラの開花調査の依頼が来た。
  


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2022年3月3日木曜日

”銀爺い”の逝去を悼む

 

 

 「杉浦銀治」氏が1月8日にお亡くなりになったという知らせ。「杉浦銀治」と言っても一般の人には馴染みがない人でしょう。私も、会ったこともなく、まして、お話ししたこともありません。しかし、「炭焼き」を通じて、不思議な縁でつながっていたのです。

 10年前、「ひとくら森のクラブ」をたちあげて、一庫公園の主たる行事である「菊炭焼き」の技術の伝承を引き受けた。立ち上げる前に所属していたクラブでも、炭焼きを経験していたので、おおよそのノウハウは知っていた。しかし、引き受けた後の最初の炭焼きの出来栄えは、「菊炭」とは程遠く、到底満足できるものではなく、文化・技術の伝承という大きな目的を前に、頭を抱えたものでした。

 そんなときに、私の眼を見開かせてくれた一冊の本に出合いました。それが、岸本定吉、杉浦銀治、両氏の著書、「日曜炭焼き師入門」(総合科学出版2012年刊)。そこには、炭焼きの原理、炭窯の機能、炭になるまでの工程 ・・・などが丁寧に書かれていました。「これだ!」と思い、次回の炭焼きからはこの本を参考にして、ノウハウを積み上げていき、クラブ員の誰もが、何とか「菊炭」をそこそこ出来栄えで焼けるようなレベルに到達できました。この本には感謝しています。


 そして、ここ最近何年か毎年、85歳というご高齢ながら、電車とバス、さらに30分歩いて、我々の炭焼きの最後の工程、「窯出し」の時に出来栄えを見に来てくれる方がいます。Nさん。最初は私も知らなかったのですが、公園の職員で見知った方がいて、公園がオープンして、炭焼きを始めた20年ほど前、先輩たちが炭窯の建造から炭の焼き方までご指導を頂いた方だという。しかもそのNさんの炭焼きの師匠が「杉浦銀治」氏だったのです。不思議な因縁。「素晴らしい菊炭。私が教えることなどない。」と言いながらも、今年も見届けていただいたNさんから「杉浦銀治」氏の訃報を聞きました。

 思えば、「日曜炭焼き師入門」を通じ、Nさんを通じ、我々の炭焼きの師匠でもあったのです。森林総合研究所で製炭の研究や後輩の育成に情熱を注ぎ、その人柄は「銀爺い」と呼ばれ。平成25年には「吉川英治文化賞」を受賞したという。

 一面識もない我々だが、今年焼けた「菊炭」を捧げ、悼むことにしよう。

 合掌 ・・・・。







雛祭りでも ・・・

 



  
 雛祭りのためか、コロナ・ワクチンの3回目接種のためか、参加者は少なかったが、ボランティア活動を止めることはしません。「コブシ(辛夷)」、「ウグイスカグラ(鶯神楽)」、「コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅)」の蕾も膨らんできました。
  

 暖かくなり、散策を楽しむ来園者も多くなりました。これから一気に春へ ・・・。



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2022年2月24日木曜日

豪華弁当を食べながら今年の炭焼きを総括する

 

 
 まだまだ寒い日が続いているが、陽当りの良い尾根筋では、「アセビ(馬酔木)」が満開。そんな中で軽めの伐採や倒木処理をする。
  


  
 早めに作業を終えて、今日は、豪華弁当付きの炭焼き反省会。クラブとして炭焼きを始めてから10年経った。まだまだ反省することが多く、炭焼きは奥が深い。この日のテーマは、「窯焚き」。一回目の炭焼きは窯の温度が低く、次の日の朝、消えかかってしまった。二回目はそのトラウマのためか、逆に温度を上げすぎ、「くどさし」を一日早めなくてはならなかった。いつもであるが、1年間放っておいた窯である。冷え切っているのは当たり前で、いつも二回目に比べ、出来栄えは悪いのだ。何とか次回はもっといい窯焚きにもっていけるように、知恵を出しあった。そのことをマニュアルに反映し、知見や課題を共有しながら、炭焼きの腕を磨いていくのが、「森のクラブ流」である。
  
 11年目の炭焼きに向けて再出発!!


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2022年2月17日木曜日

冬に逆戻りの一日だったが ・・・

 


  
 真冬に逆戻り。知明山頂上まで登っていく。先週は息が上がったが、今週は体が備えていたのか、そう大して息は上がらない。老いの体でも、繰り返えせば、少しづつ体が慣れていく。しかし、マスクをしているため、吐く息で、拭いても拭いても眼鏡は曇る。すこし鬱陶しい。
   


  
 合計40数本、作業としては軽めの除伐を行い、今日の活動を終える。伐った「ヒサカキ(非榊)」には、白い花が咲く小さな蕾がびっしり。冬に逆戻りの一日だったが、微かな春の予兆を感じとれる。


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2022年2月10日木曜日

息を切らして山頂へ

 

 
  先週、今年度の炭焼きを無事終え、ホッとした後の最初の週。前回は正月明けの安全祈願、その前は10月であるから、相当久しぶりに知明山山頂まで登る。全員、ハアハアと息が上がる。体力の衰えと歳を感じる。週一くらいのペースで登らないと、前のような体力には戻らないだろう。まさにリハビリだ。除伐をしようと思ったが、その気力も失せ、尾根筋の観察路の安全点検をして下る。来週からは ・・・。
  
 まだ木々の蕾は固く、春の気配は感じられなかった ・・・。


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2022年2月5日土曜日

これで今年度の炭焼きは終わり

 


  

 圧巻の「菊炭」の光景である。第2回目の炭焼きの窯出し直後の光景である。610本入れた窯木の内、557本が崩れずに菊炭となって出てきた。良炭率91.3%。藁、バイタもきれいに炭になっている。温度を上げすぎて1日はやく「くどさし」をせねばならなかったので、出来を心配していたが、合格点はあげられる、まずまずの出来栄えであった。




  
 焚き口、排煙口などを覆っていた砂を取り除き、遮蔽板、トタン板を取り除くと、焼きたての炭が姿を現す。窯木を焼くと体積は約1/2になるが、あれだけ天井までギッチリと詰め込んだ窯木、バイタがこの状態になるのである。お分かりいただけると思います。あとは1本1本、丁寧に取り出して並べ、観察もしながら、崩れずに出てきた本数を数え、標準木は、重さを測ります。



  
 炭焼き体験塾に参加した皆さん、クラブ員には、BBQには最適なくず炭も含め、お好きな炭、木酢液、灰などを持って帰ってもらいます。炭焼き自体は、これで今年は終わりですが、これからデータを整理し、出来栄えを評価し、来年以降の課題の設定をするという大事な仕事が残っています。もっともっと「窯焚き」の技術を磨かねば、という10年を迎えた節目の年に、大きな課題が残りました。
  
 「菊炭を焼く」。10年以上やってもまだ極められない奥の深い伝統の技術です。だからやめられないのですが ・・・。

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2022年2月3日木曜日

第2回目炭焼きの窯出しの前に ・・・

 



   
 第2回目の炭焼き塾、5日に最後の工程、「窯だし」を迎えますが、その前にやっておくことがいくつかあります。まず薪の移動。炭焼きに使う薪は2年以上乾燥させたものを使うと決めてますが、今年使って空いた炭窯前の薪の置き場に、2019年に割った薪を薪小屋から移動し、その後に、今年割った薪を井桁に積みます。いつ割った薪かを識別するために、木口に年数を書き、管理をしています。
  
  
 ドラム缶に大量に溜まった灰、これを篩にかけることもします。かなり上質な灰ですので、趣味で菜園をやっているクラブ員は喜んで持って帰ります。
  


  
 そして最も大事な仕事は、標準木の切断と評価。第1回目10本の標準木を切断し、菊炭としての評価をします。1回目は「蒸らし」の時に消えかかったので、「くどさし」を1日延ばしたため、ちょっと焼き過ぎか、樹皮が脆くなっていました。なかなか一筋縄ではいきません。
 
  
 ふと目をやると、炭焼き好きの青いあの鳥、「イソヒヨドリ(磯鵯)」がこちらを見ていました。



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