公園も我々森のクラブも鹿の食害に悩まされ続けていること、その対策のため、我々の時間の多くを費やしていることを、このブログでも随分と取り上げた。
希少植物である「キンラン」や、「コウヤボウキ」、渡り蝶である「アサギマダラ」が好む「フジバカマ」などは、最近全く見かけなくなり、菊炭の材料である「クヌギ」の新芽も、鹿の大好物、発芽するはしから食べられ、一時は「台場クヌギ」は全滅の危機に瀕したこともある。
もちろん、鹿との共存が一番望ましいのであるが、現況を見れば、それは極めて難しいと判断せざるを得ない。2年ほど前に、県の森林動物研究センターのアドバイスを頂いた。それは、「一庫公園は一庫大路次川と田尻川との合流点にできたダム湖に突き出した半島。鹿は北側からしかやってこない。フェンスで北側からの鹿の侵入を遮断し、公園内の鹿を駆除すれば、鹿はいなくなる。」というものであった。
そのアドバイスに従って、隣地との境界に設置されているフェンスのかさ上げが始まったようだ。目論見通り、鹿が撃退できれば、我々の作業も、本来の除伐などの森の維持管理に集中できるし、きっと「キンラン」や「アサギマダラ」も戻って来るに違いない。
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