2022年3月23日水曜日

(番外編)三種の心木、エドヒガン、咲きだす

 


 私の住んでる街の中心部にある公園、「キセラ川西せせらぎ公園」。3日ぶりに行ってみたら、市の天然記念物にも指定され、「里山三種の心木(しんぎ)」と呼んでいる公園のシンボル・ツリー、「エドヒガン(江戸彼岸)」の開花が始まっていた。3日は全く咲いていなかったのに、その変化の速さに驚くばかり。

 川西市出身の著名なプラント・ハンター、「西畠清順」さんの発案で、日本一の里山とよばれる市の黒川地区の「エドヒガン」を移植したもの。

 「エドヒガン」は、「ヤマザクラ(山桜)」や「カスミザクラ(霞桜)」と同様に自生するサクラの一種だが、市を流れる「猪名川」水系の上流域にのみ自生し、兵庫県のレッドリストに記載されるほど個体数が少なく、絶滅危惧種に指定されている。しかし、わが川西市  内には多く分布しており、桜の名所となっていて、この時期市民の目を楽しませてくれる。

 川西市の市の花は、清和源氏の祖、「源満仲」の廟が多田神社にあることに由来する「リンドウ(竜胆)」。市の木は、市民の投票を受け「サクラ(桜)」に選ばれているが、それとは別に、川西市の自然として、もっとも重要な日本一の里山林を構成する種より選定した「クヌギ(橡、椚)」、「エドヒガン」、「ナラガシワ(楢柏)」の3種が選ばれ、「生物多様性ふるさと川西戦略」における里山保全のシンボルとして「里山三種の心木(しんぎ)」と命名されている。

 私の活動拠点の公園にある2個の群落も、2015年川西市の天然記念物指定を受けた。その「エドヒガン」が咲くのも、すぐだ。



【 森のクラブイベントのお知らせ 】
 
 「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり&手作りピザ」
   4月17日(日) 10:00~12:00 ワークショップ集合  (雨天実施)
   参加費:200円(保険代、材料費等)
   定員:20名(申し込み先着)
   お申し込みは公園管理事務所(072-794-4970)まで
 



【 新会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

作業体験。体験入会も受け付けています。


公園管理事務所(072-794-4970)まで
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