来年早々に始まる炭焼きに向けて、11月から「クヌギ(櫟、椚)」の伐採、玉切り、窯木づくりが始まる。「菊炭」と言われる菊の花のような美しい断面を持つ炭の材料は、「クヌギ」だけである。近年、鹿の食害により、伐採した台場クヌギの新芽が食べられ、枯死し、材料の確保や、「輪伐」と呼べれる里山景観の維持に支障を来たしている。
そこで、今年は、隣接する谷の高木化した「クヌギ」を皆伐し、新たに「台場クヌギ」の林に育てようというプロジェクトを開始した。そこで大事な作業が「林床整備」である。「クヌギ」の伐採、玉切り作業、窯木づくり、窯木下ろし、運搬がスムースに、かつ安全に行われるよう、また、伐採後の「クヌギ」が、「台場クヌギ」して育つよう、倒木処理や雑木を伐採しなくてはならない。
この谷には、昨年の台風21号による倒木が散乱している。また、間伐などの手をかけていないため、常緑広葉樹、照葉樹が生い茂り、日当たりの悪い、暗い森となっている。約1ヶ月かけて、日当たりのいい、台場クヌギ再生林として蘇るよう、林床整備を行う。
伐採した雑木の中には、真っ赤な実をつけた鮮やかな「ガマズミ(莢蒾)」の実が、一際目を惹く。
【 森のクラブイベントのお知らせ 】
「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり&手づくりうどん」
10月20日(日) 10:00~14:00 ワークショップ集合 (雨天実施)
参加費:300円(保険代、材料費等)
定員:20名(申し込み先着)
お申し込みは公園管理事務所(072-794-4970)まで
「ひとくら里山ツアー ~炭焼き窯見学・薪割り体験も}
11月3日(日・祝) 10:00~16:00 無料、随時開催
【 会員募集中 】
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。
活動体験も受付けていますので、公園管理事務所(072-794-4970)まで
お問い合わせください。
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