2019年2月16日土曜日

桜に間に合う開通を目指して ~ いまだに残る台風21号の爪痕 ~


 「兵庫県立一庫公園」、標高349mの「知明山」の山腹に広がる「自然観察の森」が、我々、「ひとくら森のクラブ」の活動フィールドである。この「自然観察の森」が昨年9月4日に上陸した台風21号でいくつもの大木が根こそぎ倒れ、多くの被害を受け、山頂までの登山コースに倒木が覆いかぶさり、通行禁止にせざるを得なかった。これも自然の営みであるので、普通はそのままにしておくのだが、観察路の安全に関わる倒木は放置できない。「知明山」に登るコースは3つあり、その2つ、「尾根コース」と「500段階段コース」は昨年中に復旧させたが、残る「沢の休憩所~岩場の休憩所コース」は、炭焼きの準備に取り掛かったこともあり、手付かずになっていた。2月になり、炭焼きも終わり、やっと復旧に取り掛かることができた。

 裂けたり、根こそぎ倒れたりで、観察路を幾重にも覆う大木。チェーンソーやロープ、チルホールなどを使い、安全にかつ手すりなどを壊さないように、慎重に取り除いていく。どうにか、階段も姿を現し、次回、倒木の本体を処理すれば、この箇所は開通できる目処が立った。ここは、市の天然記念物になっている「エドヒガン(江戸彼岸)」桜の群生を間近に見られるコース。大変な作業ではあるが、大きな達成感が得られるので、作業もそれほど苦にはならない。この先、どれだけ障害があるかわからないが、山頂までの復旧、開通を桜が咲く頃までにはと頑張る。



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