2014年4月15日火曜日

初々しい緑は始まりの色


 山の色が劇的に変わっている。遠目には常緑樹の濃い緑が優って分かりにくいが、近くや森の中で見ると、鮮やかな明るい緑が増えてきた。「クヌギ(櫟、椚、橡など)」、「コナラ(小楢)」など、この山に多い落葉広葉樹が一斉に芽を吹き出したのである。この鮮やかな明るい緑は、山を劇的に明るくさせ、春が来て、木々の命の活動が活発に始まったんだということをあらためて私に感じさせる色である。20年前この地に移って来るまでは、大阪市内のマンションに住んでいたので、この緑を見たときは、大げさであるが自然の移ろい、季節の到来を実感し、感動したものである。さて、今年の山の手入れ作業も始まり、いよいよこれから本番を迎えるのである。


 この緑、まだ残る「ヤマザクラ(山桜)」の白や、今が主役で満開の「コバノミツバツツジ(小葉の三ツ葉躑躅)」の淡紅色と見事なコントラストを見せてくれる。この初々しい明るい緑、日増しに色鮮やかに濃くなって、連休が過ぎると全山を覆い、初夏の色となる。
  
  

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