2013年11月24日日曜日
疲れを癒す山の赤 ~窯木おろしは順調に~
炭焼き作業の工程の中で一番大変な「窯木おろし」。5日目が終わったが、ほぼ必要とされる「窯木」の数は確保できそうで、何とか順調に進んでいる。クラブ員の半数が腰痛持ちやら体力低下で、危険な斜面での力仕事はちょっと無理な状況の中で、まあまあの進捗度ではないだろうか。全部処理し終えるまでに、あと2日ほどかかるであろう。爺さんたちの疲れも多分ピーク。眼を癒してくれるのは、燃えるような「イロハモミジ/いろは紅葉」の燃えるような赤と、ポツンと梢に一つだけ残った野生種の柿の実 ・・・。
4連チャンではあるが、土曜日は、この地域の「里山サポーターズ・クラブ」の会員さん達が、我々の活動や活動の場を見学に来る「里山ツアー」のサポート、そして日曜日は、子供たちとの工作イベントと、疲れを癒せる息抜きの日が続く。
2013年11月17日日曜日
爺さんたちの体力が ・・・ ~始まった炭焼き作業~
炭焼き作業が始まった。「窯木おろし」、「バイタ作り」。12月初旬からの炭焼きに向けての準備作業である。クヌギ再生林の手入れ~伐採~窯木おろし~バイタ作り~炭焼きという一連の作業工程の中で、何と言ってもこの「窯木おろし」が、もっとも大変で安全に気を配らなくてはいけない作業なのである。
プロによる伐採を終えた後、大人の腕で一抱えもあるような太いクヌギの玉木や、大きな枝が急斜面一面にゴロゴロと散らばっている。それを人の力ですべて平地まで降ろし、窯木として使える玉木は太さ毎に、またそうでない玉木は薪にと分別して積み上げていく。また枝の中で太いものは所定の長さに伐って、窯木として使い、その他の細枝は、窯内での燃焼を助けるための「バイタ」として束ねるのである。1回の炭焼きで、窯木が約400本、バイタが約100束ほど使うのであるが、合計3回の炭焼きを行うのでその量は結構な量となる。伐採されたクヌギの本数が40~50本くらい、伐採したばかりでまだ乾燥しておらず、加えて今年の夏が長く暑かったため、木が水分を相当吸っていて重いのだ。
我々クラブの高齢化もさらに進み、爺さんたちの半分は、腰痛持ちやら体力低下で、危険な斜面での力仕事はちょっと無理な状況になってきている。そのため、危険度の少ないバイタ作りをしてもらっているが、これとてそう楽な作業ではない。人数を増やせばいいのだが、好きでなければできないこのボランティア、定年延長とやらで新人もなかなか入ってこない。まさに日本の林業の縮図ともいえるような状況。この作業を終えるのに、延べ6日ほどはかかると踏んでいるが、ともあれやっと前半の3日が終わった。作業する傍らで真っ赤に色づき、我々の疲れを癒してくれるのは、「イロハモミジ(いろは紅葉)」。
2013年11月10日日曜日
色鮮やかに変わっていく
ここにきて、朝夕の冷え込みがぐっと厳しくなってきた。そのため、遊びの山の紅葉が段々鮮やかに、そして深まってきた。
いくつかの近隣の小学校3、4年生の「自然体験学習」に来る。そのお手伝いのため、里山の話をしたり、ウォークラリーを通じて、秋に実をつける木を探したり、「台場クヌギ」やそれを材料にした炭焼きの話もまじえ、年々数が少なくなってきている「エドヒガン」櫻などについてちょっとだけ勉強をしてもらっている。
「どんぐり笛」を作るため、「クヌギ(櫟、椚、橡)」のどんぐり(団栗)を子供たちが集める。もうほとんどのどんぐりが地面に落ちてしまった中で、色鮮やかな葉に変わったクヌギの枝に、まだしっかりとしがみついているどんぐり。そして、なかなか見つけられなかった「ナナカマド(七竈)」の実。すっかり葉が落ちて、枝の先端にある実が見るようになってきた。しかし、まだオレンジ色である。こんな風にして、色が変わりゆく山の様子を楽しんでいるのである。
2013年11月9日土曜日
当分はやめられないボランティア
今年の炭焼きが近づいてきた。事情により例年より1か月早く、12月からの開始である。先週からその準備作業に入った。まずクヌギ再生林の林床整備である。クヌギの伐採はプロに頼むのであるが、その伐採作業をスムーズにするため、邪魔になる雑木やブッシュなどを、予め刈り取っておく作業である。その林床整備を行なった後が上段の写真。そしてクヌギを伐採した後の写真が下段である。
しかし、我々にとってはこれからが本番、大変な作業が待っている。太い幹は、チェーンソーで一定の長さの「玉木」に伐ってもらうのであるが、それも含め、枝などが斜面に置きっぱなしになっているのである。その「玉木」は斜面からおろし、平地にまとめて積み上げ、枝もまた一定の長さに伐って、太さ毎に積み上げるのである。そんなしんどい作業が控えていることは、皆十分に承知しているが、準備作業を始めたメンバーの顔は活き活きしているようだ。
この公園では、もう欠かせない存在になってきた我がクラブ。多少なりともお役に立って、さらに感謝もされているとすれば、もうそれだけでボランティアとしては大満足なのである。まだ当分の間は、引退はできないかな ・・・。
2013年10月6日日曜日
少し心配だ ・・・
遊びの山に自生している「カキ(柿)」。まだ色づいてはいないが、大分膨らんではきた。赤く色づき、熟して柔らかくなると、果肉たっぷりの柿の実は、小さな鳥にも人気があり、あまた群がってくるほど野鳥たちの格好の餌となるのである。この山には、「柿」の他、「リョウブ」、「ナナカマド(七竈)」、「ムラサキシキブ(紫式部)」、「カラスザンショウ(烏山椒)」、「エノキ(榎)」、「ハゼノキ(櫨の木、黄櫨の木)」、「ネズミモチ(鼠黐)」などの実も好んで食するようである。
さて、2週間ぶりに尾根筋の雑木の伐採を終えての帰り道、メンバーの一人が、異変を見つけた。太目の「コナラ(小楢)」の根元の周囲に細かい木粉が堆積している。よく観ると、樹皮に孔も空いている。どうも「カミキリムシ(髪切虫)」のそれにしては、木粉が細かい。恐れていた「ナラ枯れ」かもしれないのである。「ナラ枯れ」とは、「ナラ菌」というカビの仲間の病原菌と、その病原菌を媒介する「カシノナガキクイムシ」という体長5㎜ほどの昆虫によって、ナラ類、シイ、カシ類の樹木を枯らす「樹木の伝染病」であり、「松枯れ」とならんで、全国にその被害が拡大していて、深刻な問題になっている。近隣の山でも見つかったという報告もあり、我々の遊びの山にも飛び火してくるのは時間の問題と危惧して、この7月にもエリア内を調査したばかりである。その時は、発見されなかったのだが ・・・。
早速、管理事務所に報告し、早急に事務所から専門家に調査と鑑定をお願いすることになった。「ナラ枯れ」でなければいいが、少し心配である。もしそうであれば、専門家の指導を受けながら、早急に対策をとらねばならない。また新しき仕事?楽しみ?が増えそうだ ・・・。
2013年10月2日水曜日
エドヒガンの嫁入り先決まる
2011年6月に遊びの山から実を採種し、2012年の春に発芽、それから約1年半、我が家の庭先で育てた2本の「エドヒガン」の苗の嫁入り先が決まった。
最初は採種した遊びの山に返すつもりだったが、その山でも多くの実生苗を育てているので、山の仲間に望まれて、彼の家の横の公園へ移植することに決まったのである。とはいえ、やはり嫁入り先は気になるもの。遊びの山なら、我が庭同然で、その環境も熟知しているので、その成長度合いも確かめられる。聞けば、その公園、山の仲間も含め、ご近所の人たちが結構手をかけているという。
いずれはどこかに移植しなければならないし、我が庭では、今年も新たな種を採種して、直播きでの発芽・育苗に挑戦している。それならばと、その公園で育ててもらうことにした。この時期に移植して、ちゃんと根付くかどうかちょっと心配ではあるが、「例年より寒い」と予報が出ているこの冬をまず乗り切って、大きく育って欲しい。そしてやがては多くの人の眼を楽しませて欲しい。「エドヒガン」の寿命は千年と言われるが、もちろんそれまでは生きてはいないが、せめて花の咲くのを見てみたい ・・・。
新たな千年櫻の歴史の始め? おおげさな ・・・。
2013年9月25日水曜日
ナナカマドの実が見つからない
「ナナカマド」の実が、そろそろ色づき始めるころだと思って、いつもの遊びの山の「ナナカマド」のところへ行く。「ナナカマド(七竈)」というちょっと変わった和名は、一説には、「とても硬く丈夫な木で大変燃えにくく、七度、竃(かまど)に入れても燃え尽きない」ということから付けられたとある。そんなことから、私がこの山で焼く黒炭とはまったく別の焼き方による白炭、「備長炭」の材料としても重宝されているのである。
「ナナカマド」の実は、夏の終わり頃から熟しはじめ、その緑色の実は、秋の深まりとともに濃くなり、綺麗な赤色へと変わっていく。しかし、この実は真っ赤に熟しても、腐ることはないので、葉が落ちる時期になっても、雪の降る時期になっても、実はずっと枝に残って落ちることはないのである。そんなことから観賞用の庭木としても重宝されているのだ。(付けばこうなる実の写真はNETより)
しかし、遊びの山の「ナナカマド」、今年は実がついていないのである。結実しなかったのか、もう鳥にでも食べられてしまったのか、とにかく実がまったくついていない。いや、がっかりしましたね、あの赤色が楽しめないとは ・・・。誰かの歌にありましたね、「 ・・・ みのひとつだに なきぞかなしき」って ・・・。
2013年9月17日火曜日
秋の足音が聴こえる
「コブシ(辛夷)」の実である。台風一過の遊びの山、抜けるような青空の下、秋の気配が少しづつ濃くなってきている。「コブシ」のほかにも、「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」、「ホウノキ(朴の木)」などが実をつけ、そして、この山に自生する「栗」、「柿」なども、はやくも色づき始めている。そうそう、「チョッキリ虫」が好きなドングリ(団栗)も、その実を大きく膨らませ始めている。まだまだ暑いが、山では、もう秋の足音が大きく聞こえ始めている。
2013年8月31日土曜日
木苺の棘は痛かった
炭焼きの材となるクヌギ再生林の下草刈りを行う。6月の末には、「ヨウシュヤマゴボウ」の駆除を行ったが、2か月経つと、下草が相当繁茂してきている。下草刈り、大部分はこのあと刈払機で機械刈りをするものの、一部の区域は、「コウヤボウキ(高野箒)」、「サンショウ(山椒)」、「キイチゴ(木苺)」、「ヤマツツジ(山躑躅)」、「サルトリイバラ(猿捕茨)/別名;サンキライ(山帰来)」などの希少種や花木をなどを残すため、手刈りを行わざるを得ない。春から夏にかけ、遊歩道脇で可憐な花をつけ、赤い実が人目を惹いた野や山のイチゴ類、いわゆる「キイチゴ(木苺)」も、いまでは鬱陶しいくらいに繁茂している。そして、さすがバラ科、この棘がまた痛いのである。爺さんたち、ぶつくさと相当文句を言いながらも、痛さに耐え、「キイチゴ」周辺の下草刈りを終えたのである。
そんな甲斐あって、周遊路わきの「台場クヌギ」の周辺部はすっかりきれいになり、根元まで陽が差し込んでいる。こんな手入れを繰り返していると、「台場クヌギ」は、8~10年でちょうど炭材に適した太さまで成長するのである。この公園で炭焼きを始めてから10年。来年からは、かっての里山のように、10年サイクルで再生林伐採ローテーションを始めることができる。
そして、今年度の炭焼きは、例年より1か月早く、12月よりスタートの予定。ということは、10月からは準備作業にかからねばならない。炭焼きのことなど考えたくもない暑さではあるが、炭焼きの計画立案に取り掛かった。
2013年8月26日月曜日
大雨の日に「ヤジロベエ」を作って遊ぶ
大雨洪水警報がでるほどの大雨の日。その日は、子供たちと木工工作で「ヤジロベエ」などを作って遊ぶ日であった。「きっと、この雨では誰も来ないだろう」と思っていたが、予想に反し、ちゃんと何組かの家族連れが山を上がって来ましたね。そうなると、爺さんたちの意気はあがるというもの ・・・。雨の上がった午後まで、いくつものヤジロベエや昆虫などを作って遊んだ。
このヤジロベエ、けっこうバランスをとることが難しい。我が人生におけるバランスのとり方はどうであったか ・・・ などと、愚にもつかないことを考える。
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