2013年8月31日土曜日

木苺の棘は痛かった


  炭焼きの材となるクヌギ再生林の下草刈りを行う。6月の末には、「ヨウシュヤマゴボウ」の駆除を行ったが、2か月経つと、下草が相当繁茂してきている。下草刈り、大部分はこのあと刈払機で機械刈りをするものの、一部の区域は、「コウヤボウキ(高野箒)」、「サンショウ(山椒)」、「キイチゴ(木苺)」、「ヤマツツジ(山躑躅)」、「サルトリイバラ(猿捕茨)/別名;サンキライ(山帰来)」などの希少種や花木をなどを残すため、手刈りを行わざるを得ない。春から夏にかけ、遊歩道脇で可憐な花をつけ、赤い実が人目を惹いた野や山のイチゴ類、いわゆる「キイチゴ(木苺)」も、いまでは鬱陶しいくらいに繁茂している。そして、さすがバラ科、この棘がまた痛いのである。爺さんたち、ぶつくさと相当文句を言いながらも、痛さに耐え、「キイチゴ」周辺の下草刈りを終えたのである。


  そんな甲斐あって、周遊路わきの「台場クヌギ」の周辺部はすっかりきれいになり、根元まで陽が差し込んでいる。こんな手入れを繰り返していると、「台場クヌギ」は、8~10年でちょうど炭材に適した太さまで成長するのである。この公園で炭焼きを始めてから10年。来年からは、かっての里山のように、10年サイクルで再生林伐採ローテーションを始めることができる。

 そして、今年度の炭焼きは、例年より1か月早く、12月よりスタートの予定。ということは、10月からは準備作業にかからねばならない。炭焼きのことなど考えたくもない暑さではあるが、炭焼きの計画立案に取り掛かった。

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