2022年6月2日木曜日

明日に向かって季節も、自然も動いてゆく

 




 日本各地で真夏日だという。カンカン照り、熱中症に気を付けながらの作業である。今日で「クヌギ(椚、橡)」の切り株への金網設置作業は終えた。始めた「タケニグサ(竹似草)」の下草刈りも、花が咲くまでに終えてしまいたい。鹿に破られたり、潜られた金網の補修も待ったなし。
  

 鹿の食害により、全滅に瀕していた「台場クヌギ」の林に、2016年から苗を植え、ツリー・シェルターを被せて、守り育ててきたクヌギの幼木も、シェルターを外しても、どうやら鹿の口が届かない高さにまで成長してくれた。明日が楽しみである。
   


 「ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳);右」と「キンシバイ(金糸梅);左」。よく似た黄金色の花が咲きだした。恐ろし気な名前の「マムシグサ(蝮草)」も。周遊路には「エドヒガン(江戸彼岸)」のサクランボ、種が転がって、鳥や小動物に食べられるのを待っている。


 

 今週も「テングチョウ(天狗蝶)」の大乱舞が続いているが、「ヒオドシチョウ(緋縅蝶)?」も参戦し、賑やかなこと。もう一つのビオトープに垂れ下がる「コナラ(小楢)」の枝には「モリアオガエル(森青蛙)」の真っ白な卵塊が六つも。DNAのなせる技か、誰が教えたわけでもなく、暦があるわけでもないが、明日に向かって季節も、自然も動いてゆく。
 

 しかし、「カシノナガキクイムシ」によるナラ枯れ被害に遭い、枯れて朽ちていく木もある。一時は心配したが、我々の努力の甲斐もあって、「カシノナガキクイムシ」はこの公園から撤退していった。



【 森のクラブイベントのお知らせ 】
 
 「木を使ったかわいい動物やクラフトづくり」

   6月19日(日) 10:00~12:00 ワークショップ集合  (雨天実施)
   参加費:200円(保険代、材料費等)
   定員:20名(申し込み先着)
マスク着用をお願いします
   お申し込みは公園管理事務所(072-794-4970)まで
 


【 新会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。
森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

作業体験。体験入会も受け付けています。


公園管理事務所(072-794-4970)まで
お問い合わせください。  
 




 


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