本格的な梅雨入りか ・・・。雨のため、今日の山作業は中止。ワークショップ、炭小屋の整理整頓を行い、早めの解散。全く人影の見えない公園、鳥のさえずりしか聞こえない公園を回ってみる。いまが盛りの花は、やはり「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」。ミズキ科の落葉高木で、そのユーモラスな形の花びら(花に見える部分は苞(ほう)で、葉が変化したもの)や、軽やかでリズミカルな咲き方が実に面白い。9月ころに小さな実をつけるが、十分に熟したら、生でもジャムにしても食べることができ、マンゴーみたいな味がする。
同じころに釣鐘状の白い花を下向きにつけて咲くのが、「エゴノキ」。果実を口に入れると喉や舌を刺激して、「えぐい」ことに由来する名だという。 果皮に有毒なサポニンを多く含むので、むかしの悪童どもは、川に流して魚を取ったと聞く。
この公園で一番大きな葉を持つ木は、「ホウノキ(朴の木)」。枝の先端に開いた葉の真ん中に孤高の白い大きな花を咲かせる。
沢筋に咲くのは「ウツギ(空木)」。別名、「ウノハナ」。枝の髄が中空のため、また卯月(うづき/陰暦4月)に花が咲くからその名がついたといわれる。
「♪ 卯の花の におう垣根に ホトトギス はやも来鳴きて ・・・♪」。そんな歌を思い出す。
雨の公園、雨なら雨で楽しめる。
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