2021年5月20日木曜日

雨の公園を楽しむ(1)

  
 本格的な梅雨入りか ・・・。雨のため、今日の山作業は中止。ワークショップ、炭小屋の整理整頓を行い、早めの解散。全く人影の見えない公園、鳥のさえずりしか聞こえない公園を回ってみる。いまが盛りの花は、やはり「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」。ミズキ科の落葉高木で、そのユーモラスな形の花びら(花に見える部分は苞(ほう)で、葉が変化したもの)や、軽やかでリズミカルな咲き方が実に面白い。9月ころに小さな実をつけるが、十分に熟したら、生でもジャムにしても食べることができ、マンゴーみたいな味がする。


  
 同じころに釣鐘状の白い花を下向きにつけて咲くのが、「エゴノキ」。果実を口に入れると喉や舌を刺激して、「えぐい」ことに由来する名だという。 果皮に有毒なサポニンを多く含むので、むかしの悪童どもは、川に流して魚を取ったと聞く。
  

  
 この公園で一番大きな葉を持つ木は、「ホウノキ(朴の木)」。枝の先端に開いた葉の真ん中に孤高の白い大きな花を咲かせる。
  

  
 沢筋に咲くのは「ウツギ(空木)」。別名、「ウノハナ」。枝の髄が中空のため、また卯月(うづき/陰暦4月)に花が咲くからその名がついたといわれる。
  
 「♪ 卯の花の におう垣根に ホトトギス はやも来鳴きて ・・・♪」。そんな歌を思い出す。
   
 雨の公園、雨なら雨で楽しめる。
   


【 新会員募集中 】
 
ひとくら森のクラブでは新会員を募集しています。

森林ボランティアや炭焼きを楽しみたい方ならどなたでも結構です。
自然に親しみながら楽しく活動してみませんか。

公園管理事務所(072-794-4970)まで
お問い合わせください。  
 

   

0 件のコメント:

コメントを投稿