2015年9月4日金曜日

このクレーターは ・・・



 炭窯のドームにできた無数のクレーター。これは「ウスバカゲロウ(薄翅蜉蝣)」の幼虫、「アリジゴク(蟻地獄)」(幼虫の写真はNETより拝借)の巣である。炭窯ドームの上には屋根があるので雨風を避けることができ、また砂地のため、巣を作るには絶好の場所である。そして、厄介なことに、幼虫を狙ってか、イノシシがほじくり返した痕もあった。今まではこんなことはなかった。なにか異変でも起こっているのだろうか。いずれにせよ、ドームが崩れたら炭焼きはできなくなる。対策を考えねば ・・・。

 子供の頃、この巣を見かけたら、すり鉢の底を掘って、「アリジゴク」を捕まえ、瓶の中に入れ、アリなどの小虫をいれて捕虫の様子を観察し、夏休みの宿題のレポートとしたものである。子供の科学離れか、そんな小学生も少なくなったような気がする。もっとも、「アリジゴクは、羽化時まで糞だけでなく尿も排泄しない」という通説を覆す発見を、2010年に小学校4年生がしたことが大きな話題となったこともあった。やはり、興味や好奇心、疑問を持って自然向き合い、観察するということが大事なんだ。
  
  

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