2014年12月7日日曜日

冷え切った体には豚汁が一番



 今日は里山に関心のある皆さんが、総勢45人ほど、「北摂里山バスツアー」ということで、我々が活動している公園に来園された。折しも寒波襲来、外気温は2℃、この時期にしては身を切るように寒い。サポートする我々の役目は、園内の散策の案内と説明、竈を使っての炊飯と豚汁づくりである。

 炭焼きの歴史から、台場クヌギの育成、伐採、炭焼きに至るまでのストーリーや手順を、炭焼き窯、クヌギ再生林などの現場を見てもらいながら説明をする。再生林は、ちょうど年明けから始まる炭焼きの窯木づくりをしている最中で、この地域の里山のかっての有り様が、よくわかっていただけたのではないだろうか。

 さらに、「エドヒガン(江戸彼岸)」桜の群生林、その実生からの育苗、この山のいたるところにある先人の残した「間歩(まぶ);手掘りの坑道」や炭窯跡、「ナラ枯れ」対策や森の手入れの実際など我々の活動を見てもらいながら、約2時間の散策を終える。冷え切った体に、竈を使っての炊いた野菜たっぷりの60人分の豚汁と古代米(黒米)入のご飯を振舞ってツアーのサポートを終える。
  
  

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