2014年12月16日火曜日

木耳を見つける


 「きくらげ(木耳)」である。伐採したクヌギの窯木の中から、山遊びの仲間が見つけた。中華料理では馴染みの茸が、こんなところに生えていた。「きくらげ」は、干した「クラゲ(水母、海月、水月)」に味が似ていることから、樹木に生える「クラゲ」の意味で名付けられたという。 漢字の「木耳」は中国からの用字で、形が人間の耳に似ていることから付いた名で、「木の耳(きのみみ)」という別名もあるという。たしかにそんな形をしている。「クヌギ」や「コナラ」などは、椎茸の原木栽培の「ホダギ(榾木)」としても用いられるから、「きくらげ」が生えても一向に不思議はない。山遊びは、こんな新しい発見もあるから面白い。そういえば、中国を出張で訪れていた頃、お土産に大量の「きくらげ」をもらい、どうしようかと苦慮したことを思い出した。
  
  

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