2014年5月22日木曜日

クヌギの森に陽が差し込む


 明るい陽が差し込んだ「台場クヌギ」の森に「モチツツジ(黐躑躅)」が咲いている。遊びの山のクヌギの再生林である。1mぐらいの高さのところでクヌギを伐っても、翌年その切り株からまた新しい芽が出てくる。こうして育ったクヌギを、「台場クヌギ」という。炭材として適当な太さに育つのに、どんぐりから育てるのであれば、10~15年かかるところを、「台場クヌギ」であれば、8~10年で育つ。一つの株から効率よく何回でも繰り返し、炭材が得られるという、昔の人の知恵である。こんなクヌギ林の下刈りや外来種の除去などの手入れもしているが、陽ざしが差し込み、明るくなった森に咲くツツジを見ていると、我々の活動も少しは役に立っているかなと実感する。

 そして今日は、兵庫県が大震災後、この時期各地域で実施している中学生の仕事体験、「トライヤル・ウィーク」で公園に来ている中学生4人連れての山作業。ちょっとくらいは山の手入れの大切さがわかってもらえただろうか。
  
  

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