2014年5月19日月曜日

子供120人と里山をちょっとだけ学ぶ


 春の「自然体験学習」が始まった。全国的なカリキュラムかどうかは分からないが、大阪府や兵庫県では実施されている、小学校の3、4年生を対象に自然、環境に関することを学んでもらう体験学習である。

 毎年、春と秋に大勢の小学生がこの学習のため、公園を訪れる。この日のカリキュラムは、120人余りの小学生に、「芝刈り体験」をしてもらうというメニュー。

 まず「里山とは何か?」ということや、森の手入れ、伐採の大切さをちょっとだけ学び、それから実際に山に入って、鋸を使って伐採された木から、柴を作ってもらう。この鋸の使い方を教えるのが大変で、殆どの子供たちが、鋸を使うのが初めてなので、怪我をしないように細心の注意を払って教えなければならない。それと力の入れ方のコントロールが、なかなかうまくできないので早くは伐れない。しかし、伐り落とした時は結構快感があるようで、あちこちで歓声が上がっていた。

 その後、昔の人と同じように、竈(かまど)で薪を使って火を焚き、各自持ち寄った具を使って豚汁を作り、昼ご飯にする。まあ、ざっとこんなメニューであるが、ちょっとだけではあるが、里山やそこでの生活体験を通じて自然や環境の大切さを理解する。まあ、体験学習の建前はそうだが、サポートする爺さんたちにしてみれば、半ば遠足気分でも、自然の中で少しでも楽しくすごしてもらえればそれで十分 ・・・というのが本音である。
  
  

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